しかし実際には、サーパスにすでにお通いのご家庭からも、
「そんな声かけはずっとやってる!」「でも、いっこうに伝わらない!」
「成績も伸びてこない!」と、嘆きの声が出てきそうである。
そこについては、申し訳なく思いつつも、同時に(居直るつもりはないけれど)
「そんな簡単に、こちら(大人)の思い通りになんて、なりませんよ!」
「効果が出るのを急ぎ過ぎです!」とも思っている。
すなわち、声をかけたその日に、何かしらの変化を見せる子もいるかもしれないが、
1年、2年・・・何の変化も起きない子もたくさんいるということである。
僕らは毎年毎年、小学生と共に過ごしているが、
生徒に内からの変化が起きるのは、6年生の夏ならだいぶ早い方である。
秋でも比較的早い方であるし、冬でも珍しくない。
だが、そうかと言って、そのときまで何も働きかけないで放置していたり、
あるいは、無理やり机に向かわせたりしていると、内からの変化はむしろ起きない。
つまり、その時期を子ども自らの意思で迎えられるように、
そして、その変化が起きたタイミングからググッと伸びるようにと、
短期的には無駄に感じる(かもしれない)声をかけ続けてほしいのである。
憧れの学校に届きそうもないと感じてきたときや、
子どもからヤル気が感じられないときに、
成功体験を積めば(良い点数を取れれば)、ちょっとは変わるかもしれない!
と期待して、(親が)テコ入れをしたことがあるかもしれない。
しかし、点数が良くても、(子どもは)じゃぁ次は自分でやってみように繋がらないし、
点数が悪いと、親子で凹むだけということはよくある。
ウチもそうだった!と思われた方は、ある意味安心していただきたい。
自分の子だけが特殊なわけではなくて、そのやり方では変わらないことが多いのである。
というわけで、もし通える範囲にサーパスのような小回りのきく塾があるなら、
相談してみたらいいと思う。
転塾ありきでなくても、今通っている塾との違いや、何をすべきかは見えてくると思う。
では、そういう塾が近くにない場合、あるいは、
そういう塾が近くにあっても、子ども自身が転塾を望まない場合、
こういう場合には、どうしたらいいか。これは本当に難しい。
初めて通う塾も親が決めて、転塾も親が勝手に決めて・・・
となると、子どもだって面白くない。
だが、子どもの好き嫌いや判断だけで、大切な選択をさせるのにもリスクはある。
実際のところ、サーパスに(本人が乗り気でない状態で)転塾してきた子から、
(受験後に)転塾したことを後悔したという話は聞かないが、
しかし、転塾しなかった子から
「転塾しておけば良かった」という話を聞くこともないので、
どちらが正解なのかはわからない。
ただ、世の中にどちらか片方が100%正解なんてことは(いつだって)ないわけで、
だからこそ考えて、行動してみるしかないのだと思う。
そして、僕に言えることは、他の子の勉強の邪魔をしたりしない限りは、
どんな学力の子だって、どんなに憧れの学校と差が開いていたって、
見捨てたり、お客様にしたりはしない!ということである。
