大きな会場で受ける模擬試験でも、通いなれた(塾の)教室でのテストでも、
『テスト』ならば、精一杯取り組んでいるのだろうと(親は)思うかもしれない。
だが、残念なことに、その取り組み方には個人差がだいぶあって、
制限時間いっぱいに頑張っている子ばかりではない。
例えば、テスト開始の合図と同時に、すぐさま解き始める子もいれば、
始まったばかりだと言うのに(1問も解かずに)謎の小休止から入る子もいる。
計算問題をさっさと解き終えて、先の問題に早く進みたい子もいれば、
計算問題に20分以上かけるような子もいる。
(計算が苦手で時間のかかる子もいるが、ダラっと取り組んで遅い子もいる。)
また、テスト開始の瞬間から集中しているのが見て取れる子もいれば、
尻上がりに集中力が上がっていくように見える子もいるし、
(↑このタイプは、最初の計算問題でのミスが多い。)
計算問題で、すでに息切れしている子もいる。
あるいは、1問解くごとに休憩を挟む子もいれば、
1問すら解き切らずに、何か1つ計算(筆算)しただけでホッと一息ついて、
その都度、よそ見をしたりボーッとしたりする子もいる。
さらに、テスト時間が半分過ぎたあたりでも、
体から熱を放つかのような集中力を見せている子もいれば、
解答用紙に空欄がたくさんあるのに、すでに問題を閉じて店じまいモードの子もいる。
そしてもっと面倒なのは(苦笑)、
ずっと店じまいモードだったのに、終了間際になる適当に空欄を埋め始め、
「最後まで頑張ってました感」を出す子までいることだ。
つまり、「テストのときに最後まで問題を解き終わらない!」
と、我が子の処理スピードに頭を抱えている親御さんもいらっしゃると思うけれど、
今書いたように、そもそも解き終わるように取り組んでいないケースがあるのだ。
一方で、「集中してる?」「最後の1分まで見直ししてる?」と聞けば、
「やってるよ!」と答えるのが子どもだろう。
だから、テスト中の様子は、子どもに聞いても本当のことはきっとわからない。
それを監督している人(先生)に様子を聞くしかないのだが、
そこまで把握している先生は滅多にいない。
「なぜ最後まで解き終わらないのか?」
その理由は、単純な処理速度だけではなく、
こうした“テスト中の取り組み方”にある場合も少なくないのだ。
