昨日、桐蔭学園中等教育学校の説明会に参加してきた。
東戸塚からは受験する子がほとんどいないことを言い訳にして、
もう10年以上、学校に足を運んでいなかったが、
センター南では、面談等でちょくちょく名前が出るので、
ちゃんと見ておくか!と、久しぶりにお邪魔させていただいた。
結論としては、行って良かった!
10年(以上)前とは、違う学校だった。
もちろん、敷地や建物などには、見覚えのあるところがいくつもあったが、
高校3年になるまで男女が別学(併学)だった頃とは、
中身がだいぶ、いや、かなり変わっていた。
それこそ、以前は塾顔負けの成績別クラス分けがおこなわれている印象だったが、
今はそれも緩やか(よっぽど他の学校の方がシビア)であると感じたし、
昨年から指定校推薦のラインナップも全て公開するようになったという。
また、高入生とは全く混ざらないというから、マンモス校でもない。
学校に何を求めるかによって、この変化をどう感じるかは人それぞれだけれど、
やはり実際に足を運んでみることは大事であると反省した。
ところで、この説明会の中で、校長先生が話されていた内容がとても良かった。
「氷山の一角」(画像はネットから拝借しました。)の水面上に出ているところを、
「知識」や「技能」とするならば、水面下に「思考力」・「判断力」・「表現力」があり、
さらに最も深いところには、「学びに向かう力」や「人間性」が必要であると。
水面上の部分は、「先生」や「親」を主語として、子どもに身につけさせられるけれど、
水面下の部分は、「子ども自身」が主語にならないといけない。
学力を伸ばすためには、この水面下の部分を大きくすることが必要なのだと。
そういうお話だったと思う。
某大手塾での「学校選びの際に重視することは?」というアンケートで、
第一位は「アクセスの良さ」だったと聞いたが、その点では、桐蔭は候補に入りにくい。
確かに、桐蔭は駅からも、最寄りのバス停から校舎までも遠いんだ。
だが、ここセンター南周辺にお住まいなら、一度見てみてもいいと思う。
(育った)地元がこのあたりだから、なんとなく知ってる!という方も、
昔の桐蔭のイメージとは、だいぶ違うかもしれない。
桐蔭に限らない。
昔のイメージだけで、今の学校を知った風に判断しない方がいい!
自戒を込めて、そう思う。