横浜女学院中学校・高等学校の説明会を、サーパスにて開催しました。
横浜女学院は、JR石川町駅から徒歩約7分という好立地にあるのですが、
ご存じない方が多いようでしたので、貴重な説明会であったと思っております。
説明会は、佐々木教頭先生の話から始まったのですが、
その冒頭、「愛と誠」の校訓について、
「変わっていくのは、変わらないものを変えないため」
という、平易ではあるが含蓄のある言葉から語られていたのが印象的でした。
偏差値表には表れない、大切な教育の部分が、いかに熱く語られるか、
ここは私学の説明会に参加される方々の注目ポイントだと(勝手ながら)感じています。
余談ですが、佐々木教頭先生かサーパスにいらっしゃって、
まず私たちに話されたのが、サーパスから入学した生徒の様子でした。
けっして目立たない子でも、一人ひとりに目をかけてくれている、
佐々木先生の言葉に、説明会前から熱量を感じました。
6年間の学校生活については、広報の今井先生から説明がありました。
「なりたい自分をみつけるプログラムを多く用意し、そこで決定的な出会いを増やし、
学びと成長を育む教育」を実践するうえでの学びの特徴として、
CLIL(クリル)をとりわけ強調されていました。
CLILとは、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能に、
「英語で考える」という要素を加え、教科横断的に学習させる方法で、
このCLILをベースに据えて、学年ごとに学習に取り組ませているそうです。
その具体的な取り組みの中で、
英検の準1級取得者が中3までに学年の6%(2級は30%)いることも挙げられ、
生徒が英語で思考し、行動をおこせるようになるための取り組みに対する
学校側の自信も垣間見られました。
パンフレットの「合格実績表」の最初に「海外大学合格実績者」の一覧を載せているのも、
横浜女学院のポリシーの表れなのかも知れません。
ここまで聞くと、「語学だけが売りなの?」と穿った見方もしてしまうものですが、
そんな邪念を払拭してくれたのは、
中学受験生の親を経験されている佐々木教頭先生の締めの言葉でした。
「家で勉強、したくない子もいるんですよ。まさにそれが、うちの子でした。」
というご自身の体験談から、
「自習室があるという理由で、予備校通いをする子がいるのもそんな事情があるのかと。
そこで、横浜女学院では、中学生は19時、高校生は20時まで、
自習室を利用できるようにしています。
大学生のチューターがサポートにまわることもあります。」
と、生徒の気持ちに寄り添った学校側の対応も紹介されました。
「是非、校舎にいらっしゃって下さい。」
と、お二人の先生が、今説明会に参加された親御さんに声掛けされていました。
それでも、「偏差値が…」という視点をお持ちの方は多いはずです。
ご興味ある方、または、説明会やパンフレットに綺麗事しか感じられない方は、
いかなる学校であれ、学校生活そのものを実際に見に足を運んでみることをお勧めします。
佐々木教頭先生、今井広報委員長先生、
お暑い中、説明会を開催していただきありがとうございました。