今日、神大に行ってきた。
塾対象説明会という、毎年の恒例行事である。
昨年、センター南で説明会を開いていただいたこともあるし、
今年の中1に関しては、サーパスから4人も進学しているので、
「ウチの生徒をよろしくお願いします!」と、ご挨拶にうかがったような次第である。
さて、説明会には毎年のようにお邪魔させていただいているので、
その説明自体に何か目新しいものがあるかというと、そういうこともないのだが、
今年の神奈川の受験動向において、女子校の多くが志願者を減らした中、
神大の一次、二次試験において、女子の志願者が増えているというのは、
なかなか興味深いデータであった。
共学がいいか、別学がいいかについては、
その子その子の好みや特性によると思うので、一概にどちらがいいとは言えない。
ただ、神大を受けた人の併願パターンでは、
もちろん、中大横浜や法政、山手、桐蔭・・・といった共学校も多いのだが、
浅野やフェリスなど、男子校、女子校の名前も同じくらいズラリと並んでいたので、
それだけ見ると、そんなに(共学か別学かの)こだわりはないのかなと感じる。
偏差値であったり大学進学実績であったり、環境であったりを考慮して、
気に入った順に並べていったら、別学と共学がごちゃ混ぜになったのかもしれないが、
それならそれでいいのだと思う。
受験雑誌やネットでは、なんなら煽るような形で、
どちらかに決めないといけないような空気を醸し出すけれど、
例えば、男子校に進学した私にだって、
小学生当時の自分に合う男子校と、合わない男子校がきっとあったと思う。
また、実際の状況として、共学校の方が人気で、女子校の志願者が減少傾向であれば、
志願者が減った女子校は、その分、倍率が下がり偏差値も下がることが予想される。
だが、偏差値が下がったとしても、その女子校の教育力が下がったわけではない。
学校の中身が変わっていないなら、
むしろその女子校は(表現はよくないが)お買い得かもしれない。
ついつい偏差値の上がり下がりを気にしてしまう人もいると思うけれど、
その子その子に合った学校選びをしてほしいと思う。