息子は3年生の秋からサーパスに通い始めました。
きっかけはお友達に誘われたことです。
HPを見ると、合格実績が五十音順(普通、偏差値順ですよね。)、
そして第一志望合格率にこだわっているところに好感を持ちました。
御三家の実績よりも、「子どもたちがどれだけベストを尽くせたのか。」
に重きを置いていると思い、信頼できるなと思ったのです。
その直感は大正解。とにかく面倒見がよく、子どもたちをよく見てくれます。
子どもの性格や勉強への取り組み方を見たうえで、
どんな学校が合っているのかアドバイスをいただき、
初めての中学受験である我が家にとっては大変安心できるものでした。
しかも、忖度はなし。
ズバリと言われ親も知らない子供の一面を知ることもありました。
巷では、「中学受験は親との並走」と言われて、プレッシャーを感じ、
無駄に息子を叱り、机に向かわせることもありました。
ネットサーフィンをすれば第一志望合格率25%。
日々の勉強のスケジュール管理。
入試スケジュール。
まったく上がらない息子の成績。
などなど闇落ちした夜もありました。
そんな翌日14時。サーパスに助けてください!と飛び込んだこともあります。
「ここにくれば勉強していますから、
おいしいご飯を作って帰りを待ってあげてください。」
という言葉にどれだけ救われたか分かりません。
先生は、息子だけでなく、常に親のメンタルカウンセラーでもありました。
本当に至らぬ両親で申し訳ないです。
息子が本気を出したのは入試数週間前。
あんなに重そうに昇っていたサーパスの階段を
軽やかに昇る息子はなんだか楽しそうでした。
でもそのころから、帰り道やお風呂でシクシク泣くことがありました。
どこからも合格をもらえなかったら、と不安に襲われていたようです。
そのときは怖くて聞けませんでしたが、
のちに聞くと第一志望校の過去問は1勝9敗。(しかも1勝は10年以上前の問題。)
それでも入試数日前には覚悟を決めた顔をしていました。
息子に第一志望合格を伝えたとき、
ただただ静かに泣く姿を見て、(ヨッシャーとか言うと思っていたので。)
私も込み上げてくるものを抑えることができませんでした。
どれだけ高い目標に挑戦しようとしているのか現実を知り、不安と戦い、
そして自分の力で合格を手に入れることができた息子。
教養だけではないこの経験をどう活かすかは息子次第ですが、
同じように合格を手に入れた仲間たちと青春を謳歌してくれたとき、
ようやく中学受験して良かったと思うことでしょう。
妹が中学受験するかはわかりませんが、
するとすれば、サーパス一択であることは間違いありません。