12期生の皆さま、受験お疲れさまでした。

昨年よりは受験生が減った(全体で200人減ったとのこと)と言われていますが、
それでも間違いなく大変な受験でした。
楽な受験などあるわけないとわかってはいるのですが、
今年もちゃんと胃の痛くなる1月2月でした。
全くもって私的な話でいうと、予約が取れず、ズレにズレ込んだ健康診断を1/8にやりまして、
それはそれは、過去一、目を背けたくなる結果でございました(苦笑)。


さてさて、受験結果だけを見れば、今年も全員合格を達成できましたし、
入試が終わればホッともするのですが、入試前はそんな余裕などどこにもなくて、
強気強気の入試スケジュールの方や、詰め込み過ぎの方、
入試直前になって、スケジュールに初めて聞く志望校が入っている方!…などなど、
今年は遂に全員合格を達成できないかもしれないと、
そういう想定と覚悟をしつつ、そうならないよう日々の準備をしていました。


また、もしかすると、上位校、難関校に受かるような子については、
心配いらないんじゃないの?などと思われているかもしれませんが、むしろ全く逆で、
そのレベルに来る子たちの1点を競う争いは、まさに熾烈です。
他の人から見れば、苦手教科さえ無いように見えるのかもしれませんが、
それは、そのレベルに来る子たちがみんなそうですから、
たった1問の取りこぼしが決定的な差になり得るという、
とんでもないプレッシャーとも戦わないといけないわけです。

 

そういう意味で、今年も盤石な入試だったわけではありません。
みなさんの頑張った結果ですから、薄氷の勝利などと失礼なことは申せませんが、
ボタン1つ掛け違えれば、違う結果になっていた可能性もあるわけです。
だから、希望通りの合格を手にできていたとしても、傲慢な態度にならないように。
謙虚であってほしいと願います。


せっかく受験(勉強)をやり遂げた後に、水を差したいわけではありません。
しかし、「頑張ったから合格できた」
「合格できたからやって良かった」という学びだけでは、
結果が芳しくない努力には価値がないという解釈に繋がってしまいます。
でも、そういうことじゃないんですよ。
もちろん、一時期サボったことがあったとか、もっと頑張れた!とか、
そういう反省はあるかもしれません。それは、各自の中で次に繋げましょう。
ただ、そうだとしても、それは終わったから気づくことです。
あのときは、自分にできることを一生懸命やっていたと思います。

大人の世界なら、結果が全てと言う人もいるでしょう。
でも、大人の世界も含めて、本当に結果が全てでしょうか。
日々生きていれば、嬉しい結果を手にすることもありますし、
悔しい結果を受け入れないといけないこともあります。
そうやっていろんな結果を積み重ねて、人は生きていくのです。
たった1つの結果、しかも、たかだか受験結果1つくらいで、
みんなの頑張りや、価値がぐらつくはずがありません。


みんな、本当によく頑張りましたよ!
お疲れさま!おめでとう!!!