もちろん、6年生の解答です。
ということで、今更ですが、このブログのテーマは「頭の固さ、やわらかさ」についてです。
中学受験においては、上位校とされる学校ほど入試に出る知識だけでは太刀打ち出来ない内容になっています。
初めて見るような問題や、入試問題に頻出のパターンのように見えて大きくやり方が異なる問題。
さらには、教科書にすら載っていないような問題も出題されます。
高校受験とは大きく異なる性格を持っているのです。
ですから、入試の枠にとらわれないような発想が出来ることは、非常に価値が高い能力です。
しかし、勉強をすればするほど自由な発想は失われ、塩酸や水酸化ナトリウム水溶液のようなものしか思いつかなくなってしまいがちです。
一度でも固くなってしまった思考癖を持つ子どもに対して柔軟性を持たせることは、相当な根気と時間が必要です。
「柔軟性を持たせるには何をやらせればいいのでしょうか?」
よく受ける相談の1つです。
「これとこれを解かせてください。」というような目に見える課題を望まれているのだと思われます。
しかし、この質問が出る背景には「柔軟性を持たせなければ・・・」という新たな硬直が生まれているように思えてなりません。
この質問に対しての私個人の回答はこうです。