(制限)時間内に(テスト)問題を解き終えられない子がいる。
しかも結構な数いる。
サーパスだけ特殊ということもおそらくないだろうから、
結構な数の受験生が、同じ悩みを抱えているんじゃないかと思う。
という前提で話を進めると、問題を無事に解き終えられただけでも、
ちょっとばかり、合格の可能性は増すのではないだろうか。
もちろん、考えることなく、当てずっぽうで解答用紙を埋めただけなら、
こんなものはきっと役に立たない。
全部終わったという既成事実が作れただけで、正解率は低くなるはずだし、
万万が一、その勘が当たって合格できたとしても、
その学校に入ってから、学校のレベルについていくことは難しいと思う。
さて、本題。勘で答えるのは無しとした上で、
では、その時間内に解き終わらないのをどうしたらいいか?であるが、
日々の勉強においては、常に時間を意識して取り組むのがいい。
どんな課題をするにしても、それを10分でやろう!とか、
3分考えてわからなかったら、次に進もう!というように。
何でも、自分のペースで、自分の気の済むところまでやろうとする人は、
大人の中にもいる。個人の責任において完結できるならそれでもいいが、
その人の業務をその後引き継ぐ人や、その人のことを待っている人がいるなら、
話は変わってくる。度を超えたマイペースは、周囲をやきもきさせる。
話を戻すと、時間内に問題を解き終えられないなら、
その自分のクセを修正しようと自分自身で思わないことには状況を変えられない。
短い時間で解こうとするとミスが増える…という恐怖感から、
自分を変えることに躊躇する気持ちもわかるが、チャレンジしないことには、
その問題点は解決できない。
明日から大学入試の共通テストも始まるが、
模試や過去問で満点を取ったこともないのに、問題を順番通りに全部解こうとするのは、
非常にナンセンスだと思う。解けない問題はさっさと飛ばして、
解けそうな問題から手を付けた方が、よっぽど見られる点数になるはずだ。
大問の1の難易度が高くて、大問の2がとても平易な問題であることもよくある。
テストが終わった後に、出題ミスが見つかって全員〇になることもある。
思い出せそうで思い出せない知識が、
別の問題を解いている最中に、フッと降りてくることもある。
大問1にかける時間は(例えば)15分!と予定を立てていたのであれば、
その時間になった時点で、大問2に移った方がいい。
あと少し、あと少し、と延長していくとキリがないから、
伸ばしたとして最大で(例えば)5分!と決めておく。
解けそうな問題に全て着手できた場合と、
結局解けない問題に時間をかけてしまった場合と、
どちらが良いかなんて、言うまでもない。
解けるところから解く。
再三言われてきたことだろうけれど、今一度自分に言い聞かせて欲しい。
最後に、共通テストを受ける卒業生たちへ。2日間テストを受けるなら、
1日目に答え合わせや、答えの確認作業はしない方がいいよ!
力を出せること、祈っています。
緊張し過ぎたときは…机をアルコール消毒してから……ね!