年内のプレスクールが無事に終了しました。
9月の時点では、引き算からあやしい子も多かったのですが、
今では、3ケタ×3ケタの掛け算や、3ケタ÷2ケタの割り算を
自力で解き切れるようになりました。
成長したのは、計算力がついたことだけではありません。
個人差はありますが、1時間の授業の中で吸収できるものが増えたことも
大きな成長だと思います。
授業内容をその場で吸収するためには、授業を「聞く」ことが求められます。
すでに授業を聞き流すクセのついてしまった子が、授業を聞けるようになるには、
聞こうとする本人の意識が必要です。
どうせ聞いてもわからない、めんどくさい…と思っていた子が
授業を聞けるようになるには、本人の中にやってみよう!と思う気持ちが必要です。
そういう変化が、それぞれの子の中で、多少なりとも芽生えたのだとすれば、
もうそれだけで、褒めてあげて欲しいと思います。
そして、もう1つオマケに挙げておきたい成長は、
算数を解く上で、サーパスが大事にしているものの1つ、
数の感覚がだいぶ良くなったことです。
数の感覚が良くなると、数字の扱い方が上手になります。
数字の扱い方がうまくなると、算数のヒラメキ力が上がります。
良いこと尽くしなんです。
たかが計算だとか、〇〇に通ってるから計算は大丈夫とか、
計算は、そういうものではないんですね。
少々大袈裟に言えば、一問の計算の中にも込めた意図があります。
一問目の計算から二問目の計算への繋がりにも意図があります。
計算プリントを解き終えると完結する意図があります。
前の週から、今週に続く意図があります。
子どもがその意図を感じ取ることは難しいとしても、
授業の指示を守って勉強を続けてきたからこそ、
数の感覚が上がったのだと思います。
一日に一時間は勉強しなさい!などとは言いませんが、
ついた勉強習慣を失わないようにして欲しいです。