考え方と行動次第で変えられる

5年生の算数が、いよいよ難しくなってきました。
夏前から、「大変になってきますよ!」と、アナウンスしておりましたが、
夏のカリキュラムが可愛く見えてしまうほど、
昨日の内容はしんどかったと思います。
算数を得意にしている人、好きな人であれば、まだまだ大丈夫でしょうが、
夏期や、夏前の段階で、すでに算数に難しさを感じていた人にとっては、
途中で投げ出したくなるような、絶望的な気持ちになったかもしれません。

それだけ難しいのに、入試には頻出です。
そして、さらに追い打ちをかけるような話になりますが、
昨日の内容は、まだその単元の入り口段階、ズバリ基礎です。
ここから、昨日の内容が、もっと発展的になっていきます。

そんなこと言われたら、「もう無理!」「ついていけない!」
と、今も頭を抱えているかもしれません。
もちろん、入試によく出るわけですし、しかもまだ基礎レベルなので、
できるようにならないと…となるわけですが、
一旦、立ち止まって冷静に聞いてください。

 

会社勤めしている大人でも、ある日突然、大きな仕事を任されることがあります。
自分には難しいのではないか、そんなプロジェクトを任された時、
「無理です!」と、その場で断るのも一つかもしれませんが、
とはいえ、どうやったらできるかを考えると思います。
今の自分の力量で難しいのであれば、
新たに自分が成長するために、何をやればいいかを考えて行動したり、
一人では難しそうなら、人の知恵や助けを借りたり…。
何も、一日(その場)でやれ!と言われているわけではないのですから、
ボォーっとして現実逃避したり、愚痴ばかり言っていたりしないで、
試行錯誤するしかないわけです。

 

さて、5年生の話に戻ります。
昨日の内容を、一日で(または今週中に)全て理解して、身に着けなきゃいけない!
などと、思う必要はありません。(そんなこと誰も言っていませんし。)
でも、「もう無理!」「ついていけない!」と思う前に、
自分でやれることは、やれるようになった方がいいと思います。

この難しいカリキュラムについてこられない人は、
受験する資格無し!などと、ふるいにかけているのではありません。
10教わったことを10理解できなくても、
やってみたら7までわかった!とか、5までは自分でできた!とか、
昨日までは2しかできなかったけど、今日3ができた!となれば、
光が見えてくる気がしませんか?

どうしよう?とウジウジしている暇があったら、まず行動!
質問していい塾に通っているのに、質問さえしないのは、
とってももったいないと思いますよ。