昨年の激励会で、何人かの卒業生が
「私は過去問で全然合格していなかったけど、
先生たちの言うことを信じて、諦めずに頑張ったら合格できた。」
というようなことを話してくれた。
今では希望の学校に通えているその子たちも、
過去問では合格を出せていなかったのだから、
順調な受験勉強だったとは言えないかもしれない。
きっと本人も親御さんも、合格を見るまで内心冷や冷やだったと思う。
「無理かもしれない」と弱気になる自分と戦う毎日だったかもしれないし、
合格してもなお、「まぐれ」だ、「奇跡」だと思ったかもしれない。
合格の可能性80%以上のような受験ではないから、
各科目5個まではミスしても平気!というような余裕はない。
ミスはできるだけしないように!ミスするとしても何とか2個までに抑えて!
というような、ギリギリの勝負だったはずだ。
だから、この合格へのルートを無条件にオススメはできない。
だけど、第一志望っていうのは、往々にして
自分のレベルより高いところを目指すことが多いわけで、
だから、受験の何日も前から(過去問で)合格できるという可能性は、
そこまで高くない。
実際の入試当日、合格点付近には何十人、
学校によっては何百人という受験生が集まり、
たった1点の差で合格かそうでないかが決まる。
ギリギリのところで戦っている子が多いのだ。
その1点の差に学力差はない。
前後10点20点でも、そこまでの差はない。
むしろ、入試前の模試の結果や偏差値の逆転現象が起きている可能性もある。
最後の最後に1点多く取って合格を勝ち取った子にあったのは、
『執念』みたいなものだと思う。
そして、その子の支えになったものは
『信頼』みたいなものだと思う。
先日、サーパスでの最後の過去問演習が終わった。
あと9日しかないけれど、まだ9日ある!信じてやり切れ!