子どもによって、「日常」が違う。
例えば、朝の過ごし方についても、
朝ご飯を食べる前(起きてすぐ)に歯を磨くか、食べた後に磨くか。
朝ご飯はお米か、パンか、それ以外か。
朝ご飯を食べる時にテレビをつけているか、消しているか。
または、音楽が流れているか、無音か。
家族全員(または何人か)で食卓を囲んでいるか、一人か。
その場で、お父さんかお母さんが新聞を読んでいるか…
などなど。
それぞれ家庭の事情があるだろうから、
ここでは何が正しいとか、望ましいとかを論じたいのではない。ただ、
この、(そうしたいかしたくないかという)感情さえ挟むことのない積み重ねは、
何ものよりも影響力が強い。だから、その積み重ねで、その子の性格とか考え方とか、
大きくいえば個性がつくられていくのは間違いないと思うし、
そして、この「日常」が、その子にとっての「普通」の状態になる。
僕は、ハーフマラソンも10kmマラソンも絶対に走れない。
それどころか今はもう100mさえ走れる自信がない。(←病気や怪我などではない。)
でももし、毎日欠かさず1km走るようにしたら、
1ヶ月後には100mくらい、走れる可能性が出てくるだろうし、
1kmを普通に走れるようになったら、毎日2kmにしてみようかな!とか、
半年後には5kmいけるかな?などと、思うかもしれない。
「普通」のレベルが上がるのである。
しかし、体調や天気、その時の気分を理由に、
やったりやらなかったりすれば、こうはならない。
そのうち、走るのを止めてしまうだろう。
当たり前だが、ヤル気がなくても毎日続けてさえいれば、止めることはない。
もう何を言いたいか、とっくにおわかりだろう。
計算や漢字、音読…などなど。
1カ月間、毎日続けたら、何かが変わるよ!