「大手塾の方が、中学入試に関する情報量が多い。しかも圧倒的に多い。」
こう思われている人は、たくさんいらっしゃると思う。
確かに、配布される資料に関しては、大手塾の圧勝かもしれない。
ただ、そんな資料には載せられないような情報を聞けたりするのが、
個人塾の1つの強みでもある。
(正確には、大手はその情報を持っていても、立場上伝えられないのかもしれない。)
どういった情報が欲しいかで、個人塾に軍配が上がることもある。
「大手塾の方が、偏差値や順位に信憑性がある。」
そりゃそうだ。仮に6年生が5人しかいない塾があったとして、
その塾の中での偏差値や順位は、合格の可能性について何の指標にもならない。
ただ、サーパスのブログを読んでいただいている方なら、
もう説明もいらないだろうけれど、中学受験において、偏差値自体が指標にならない。
それを気にしても、意味がないのである。
だから、この点は塾の優劣を決める理由には(本当は)ならない。
「でも、最初はどうしても大手塾がいいと思っちゃう。」
これは全くもって当然のこと。大多数の人はそうだと思う。
例えば、病気にかかった時、ある程度大きくて名の通った病院と、
そこに(存在として)あることは一応知っていたけれどレベルの病院とで、
後者のお医者さんにかかりたいと思う人は、なかなかいないと思う。
ヤブ医者なんじゃないかとか、突然検査入院させられたら…とか、考えると思う。
個人塾に対してもそれと同じで、変な先生ばかりだったらどうしよう?とか、
入塾をいきなり迫られるんじゃないか?とか、不安に思うことは絶対あると思う。
だからせめて、ホームページでは、
こんなことをやっている塾で、(こんなことをやっている講師で)
こんなことを考えている塾で、(こんなことを考えている講師で)
というようなことを、なるべくありのままに伝えることで、
その、門をくぐったが最後…みたいな恐怖感を取り除ければと思っている(笑)。