「誰よりも練習すること。それが必ず自信になる。」
38歳を超えて、なお現役バリバリ。
かつ、今でもフリーキックに関しては、
世界トップレベルの中村選手(横浜F・マリノス)の名言がこれである。
どうやったら、フリーキックがうまくなるか。
夢のような話だが、中村選手に教わることができたとしよう。
助走の取り方、軸足の置き場所、ボールを蹴るポイント、角度と勢い、目線…
全部教えてもらったとして、そして目の前で実践してもらえたとして、
それでうまくなるかといったら…
もうおわかりの通り、それだけでうまくなるわけはなくて、
うまくなりたければ、自分で何度も練習するしかないわけだ。
フリーキックの名手と言われる中村選手でさえ、
いまだに何度も何度も練習しているに違いない。
それを、教えてもらっただけでできるようになりたいというのは甘すぎる。
また、ひょっとしたら1回くらいなら、
思った通りの軌道でボールを蹴れることがあるかもしれない。
でも、1回できたからといって、次もまたできる保証はない。
1回できたからもういいやと、練習するのをやめてしまえば、
試合で狙い通りのフリーキックを蹴ることは、おそらく難しいと思う。
蹴り方を教えてもらった。目の前で実践してもらった。
そうしたら、そこから先はもう自分次第。
思い通りのフリーキックができるようになるまで何度も練習するしかない。
100回蹴って1回しかゴールに入らないような精度では役に立たない。
サッカーのフリーキックで100回中100回ゴールなんてことは、
さすがにあり得ないのだろうけれど、
みんながサーパスでやっているのはフリーキックじゃない(笑)。
100回やって100回正解できるような練習が自信になると、
まぁそういうちょっとクドイことを言いたくなった土曜日の夜だよ。