親子の会話

よく父母会などで、

「例えばスーパーに食材を買いに行く時に、

是非、子どもを連れて行って下さい。

子どもは嫌がるかもしれませんが、

そこで多くのことが学べます。」

と伝えてきました。

食に対する興味は社会科への興味につながります。

旬の食材、産地などを感じることは非常に大切です。

魚の大きさなども意外と大切で、

魚を見て名前が当てられる子どももいれば、

全く興味がない子どももいます。

もちろんただ連れていくのではなく、そこにちょっとした会話は重要です。

「あぁ、もうさくらんぼの季節なのね」

などといった季節を感じさせる会話や

「鮭ってどれくらいの大きさかわかる?」

なんていう会話も良いかもしれません。

「初鰹」、「戻り鰹」を知っていたらすごいと思います。

逆に子どもの方から、

「このピーマン宮崎県産になってる!授業でやったとおりだ!」

なんて聞けたらとてもうれしいですし、たくさんほめてあげて欲しいです。

日曜日には参議院議員選挙があります。

自民党って何?総理大臣と天皇ってどっちが偉いの?

4、5年生であればそんな感じの子どももたくさんいます。

投票日には、誰に投票するかは内緒の上で、

是非選挙に連れて行って欲しいと思います。

ちょっとした経験が気持ちの上で

「何か嫌い」ではなくなるチャンスのような気がします。

18才に選挙権が与えられ、たかが2年早まっただけなのに、

6年生にも6年後に選挙権があると考えるとすごく近くになった気もします。

興味が持てるよう仕向けて欲しいです。

4、5年生に関しては

夏休みに旅行に行くのであれば、

そこにも何かしらの生きた経験が残って欲しいです。

もちろん見せたり体験するだけでなく、

そこにどんな会話というスパイスが加わるかは

やはり大きい差なのだと思います。

楽しいだけでなく、ほんの少しでも学習にいかせる経験になるのであれば

素敵な経験をしてほしいです。