夏期講習から始まった過去問も、先日で7回目を迎えました。
7回やってどうでしょう?何か手ごたえは掴んできましたか?
それともまだ何も掴んでいませんか?
もし今、7回の過去問で何も掴んだものが無いなら、
それは過去問である必要は無かったとのだ思います。
それでは模試と何ら変わりがありません。
よく、入試問題との相性がいいとか悪いとか、そういうことを言う人がいます。
確かに、その人その人によって『解きやすい』問題や
『解いていて楽しい』問題は存在します。
それを相性と呼ぶのでしょうが、
では行きたい学校の入試問題と相性が悪かったら、
志望校を変えるのでしょうか?
「だって相性が悪いから仕方ないじゃん」と言うなら
「まぁそれなら仕方ないね」と返しますが、
それしきのことで変わってしまうような志望校で、
それしきのことで諦めるような気持ちでいるから、
いつまでたっても点数が伸びないんじゃないかと、僕は思います。
別にみんな(子ども)のせいにする気はありません。
当然ですが親御さんのせいでもありません。
一番は点数を取らせてあげられない僕らのせいです。
人のせいにはしませんよ。
ただ、それでもテストを代わりに受けてあげることはできないので、
みんなも自分のこととして考えて欲しいのです。
志望校に受かりたいと思ったら、あるいは次に受ける過去問に受かろうと思ったら、
何をすればいいのでしょう?
もちろん基礎学力が足りなければどうやったって受かりませんから、
どの教科も今まで通り(人によっては今まで以上に)頑張らなければいけません。
社会や理科のチェックテストで満点を取れるかどうか。
とても大事な勉強です。積み重ねです。
漢字や国語の知識も、今までは1週間単位で
おぼえては忘れおぼえては忘れ…を繰り返していたかもしれませんが、
定着させないといけません。
そしてもう1つやらないといけないことは、その学校の問題傾向の分析です。
問題傾向の分析というと少し難しそうに聞こえるかもしれませんが、
要は「どんな問題が出るのか」と、
それを解くには「どんな勉強が必要か」を考えることです。
ただ、そうは言っても、小学生でそれを完全に分析するのは困難ですから、
やはり僕らを利用して欲しいと思います。
過去問の直しの時に、テストの時は間違えたけれど、
答えを見たらわかった!という問題があったとしましょう。
確かに力のある子なら、「あ!そうか!」で終わる問題も存在しますが、
まだまだ力の安定しない子なら、わかった気になって終わってしまうことが多々あります。
それでは危険です。
全ての問題に必要なわけではないですが、
○○中学らしいいくつかの問題に対しては、
「私はこうやって解いた」「先生ならこうやって解くよ」というやり取りを通じて、
それぞれの学校が求める考え方を身につけていったらいいと思います。
何を質問していいかわからないという人も、まだいるのかもしれません。
その状態は、いまだ勉強不足であることが多いですが、
だからといって質問に来ないでいると、時間は刻一刻と過ぎていきます。
まずは次の過去問で必ず合格する(合格したい!ではない)!と決心しましょう。
そうしたら自ずと行動が変わってくると思いますよ。