本日、穏やかな秋空の下、湘南白百合学園の学校説明会がおこなわれました。
とても良い天気でしたので、屋上にも案内していただけましたが、
そこから見える江の島、相模湾、そして富士山の素敵な景色は、
他の学校にはない、自然と一体化した湘南白百合の魅力の1つだと思います。
さて、説明会の中で、グローバル化社会に生徒を送り出すために、中高6年間で
「英語を学ぶ」のか
「英語で学ぶ」のか
というお話がありました。
発音をネイティブのようにすることが目的ではなく、
自分の意見や考えを英語で伝えられるようにすることが大切である。
アメリカ人やイギリス人になろうとするのではなく、
(日本人として)社会や世界に対してどういった力を発揮できるかが、重要である。
ということでしょうか。
また、これからの社会で活躍するためには、どうしても進学先(大学)は重要です。
その大学実績もここ数年、さらに結果を出されていますが、
今後の教育改革に対しても湘南白百合からは余裕を感じます。
中学受験を御存じない方からは、小学生からの受験勉強や私立の学校というと、
知識の詰め込みというイメージを持たれることがあるかもしれませんが、
むしろ湘南白百合の求めている生徒像は、それとは対極のもので、
それは入試問題にもメッセージとして表現されています。
他の学校に比べると、この時期に始めるであろう過去問で、
算数が難しい。えっこんなに難しいの!?
じゃあ、他の学校にしようかなぁ。
なんてことになりかねないのが、湘南白百合の問題の特徴の1つではありますが、
必ずしも高得点が必要なのではなく、
その難しい問題にチャレンジする精神が、湘南白百合の求めているものなのです。
考える力をつけることも大切ですが、それ以前に
その考えている時間こそがすでに貴重な財産になっている。
だから、そういう勉強を続けて欲しいという話をうかがい、
「そうそう。そうなんですよ。」と、心の中で思った次第です。
来年の入試では、昨年度と同様、合否を当日発表されるそうです。
また、合格を出すなら正規合格が嬉しいに決まっているのだから、
極力繰り上げを出さなくて済むように合格者を(多めに)出す
という配慮のある学校です。
湘南白百合を目指す人は、考えることをあきらめないことが肝心かと思います。
最後になりますが湘南白百合学園の先生方、
本日はお忙しい中本当にありがとうございました。