『男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』(扶桑社)
の著者である松永さんの割と新書で
『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』という本があります。
そこにこう書かれています。
読み聞かせは、子どもが自分で読めるようになるまでの単なる「つなぎ」、
あるいは「親子の交流」の一手段に過ぎないものと考えられているようです。
しかし、そんなことはありません。
親が読み聞かせた分は、子どもの中にしっかりと残っていきます。
つまり、あなたのお子さんの読書量の総量には、
あなたの読み聞かせ分も換算されるのです。
「本は、自分で読めるようになったら読めばいい」
「字を覚えれば、自然に読みたがるようになるだろう」
そうした考えの家庭で育った子と、
まだ小さいうちから毎日読み聞かせをしてもらった子では、
10歳になったときの読書量の総量はケタ違いです。
読み聞かせは、乳幼児に限りません。
小学校に上がって、すでに自分で本を読めるようになっていても、
子どもが望めばいくらでも読んであげてください。
東大生の親の中には、中2までしていた親御さんもいる
という話を聞いたことがあります。
中2まで読み聞かせというのは意外でした。
それはさすがに子ども扱いしすぎでは…と最初は思ったのですが、
よくよく考えると国語の授業で教師が長い文章を読んでいるときの
生徒達の表情や姿勢は、決して悪くないのです。(もちろん人によりますが…(苦笑))
成長とともに読み聞かせへの姿勢が変化しているだけで、
むしろこれは対大人であっても意味のあることだと思いました。
語彙レベルが成長しないのは、読書量の不足も原因の1つかもしれませんが、
逆に、いざ本を読もうと思っても、すでに語彙や言い回しが難しくなってしまっていて、
もはや本を手に取る気が起きないということもあるかもしれません。
そんなときに読み聞かせという方法は、有効に思えました。
サーパスのホームページをご覧になっている方は、
すでに10歳以上の可能性が高いですが、
10歳からでも本は読んだ方がいいです。それは間違いありません。
あと10日ほどで夏休みになりますが、長い休みを利用して
たくさん本を読んで欲しいです!