着眼点①

突然暖かくなったかと思うと、また急に寒い日もあったりで、
どんな格好をしたらいいのか悩む今日この頃。
夜、帰る頃には羽織るものがほしいけれど、昼間は大袈裟?というように。

 

ところで、今日、外を出歩いている人たちの服装は、どんなだっただろう?
と言われて思い出せるだろうか?
駅前のお店や西武の中のお店がちょくちょく変わっているけれど、
それには気付いているだろうか?

同じ道を歩いたとしても、何に目を留めるかには個人差が出る。
(他人の)服装に注目して、あの服、素敵!なんて思っている人もいるだろうし、
(今なら)マスクの着用率に気を払っている人もいるだろう。
また、空を見上げて雲の形を面白がる人もいれば、
考え事をしながら歩いていたり、歩きスマホをしていたりして、
視界に入った(はずの)ものを何にもおぼえていない人もいる。

 

 

文化祭や学校説明会、あるいは、オープンスクールで学校を見学できる時に、
何を見たらいいか、何を聞いたらいいか?そういう質問を受けることがある。
説明会等においては、各学校の先生は、基本的にいいことしか言わない。
しかし、勉強面でどんな取り組みをしているか、
留学や、海外の大学進学にどのくらい力を入れているか。
こういった話を学校がしたとて、
最終的には、我が子がそれに興味を示すかどうか次第である。
仮に、生徒の半分が留学(海外研修)するような学校だったとしても、
それが(自分の)視界に入らないのであれば、
その子にとっては、どうでもいい取り組みになる。

もちろん、こういった取り組みを否定しているわけではない。
今の時代に、海外研修や海外の大学進学に力を入れていない学校は、
ちょっと古めかしいという印象を持たれる可能性が高いから、
全く取り組まないよりは、少しでも取り組んでほしいと思う。
だけど、ご家庭の方針や、子ども本人の性格上、
海外に出たくないというのであれば、ここは学校選びの肝にならない。

となると、案外、それぞれ(親子)の気になるポイントで
学校を選んだ方が自然であるかもしれない。
例えば、トイレがきれいかどうか。
こんなところでも、その学校の在り方の一面が見える。
子どもが、「ここは汚いから嫌だ!」と言うなら、
その1点だけでも、その学校がその子に向かない可能性はある。
逆に、そんなことには一切の関心がなく、違うところに惹かれた子なら、
トイレが汚くても、その学校が向いているかもしれない。