イチロー選手が、自分は極度の方向音痴であると言っていました。
俳優の堺雅人さんは、突然パッと聞かれると右と左がわからないと言っていました。
二人とも頭のいい方で、まさかそんな初歩的なことを…!?
と思うようなことを苦手であると告白されているのですが、
案外こういったことはあるようです。
ここで話は大いに、はるか彼方まで飛ぶのですが、
『未来のエジソンやアインシュタインを育てよう!と、
突き抜けた才能があるのに学校になじめない小中学生を
IT(情報技術)を使ったオンライン教育などで大学卒業まで支援し、
世界のトップランナーに育てる「異才発掘プロジェクト」
(ROCKET: Room Of Children with Kokorozashi and Extraordinary Talents)
を、東京大学 先端科学技術研究センターと日本財団が始める』
というニュースが昨年の今頃ありました。
日本では、
「勉強だけできても…」
「社会性の方が大切でしょう…」
「人様に迷惑をかけない大人に…」
といったところが多分にありますが、
中邑教授は
「日本の学校教育はオールマイティーで協調性のある人間を育てるには適していたが、
それではイノベーション(新しい価値を産み出すこと)は起きない。
適応教室などでは満足しきれないとがった子が牙を磨く教育の場を作りたい」
と言っています。
確かに今の日本の教育システムで、
天才(←適切な表現が思いつかなかったので、ニュアンスで伝われば幸いです)
を育てるのは難しいように思います。
時として「普通でいい」「普通が一番」というような、
みんなと同じことができることに価値を置き過ぎているようにも思います。
出る杭は打たれる。だから目立たないように、ひっそりと。
という生き方を選択できる自由があるように、
生きていれば人様に迷惑はどうやったってかけますから、
空気なんか一切読めないけれど、
やりたいことやって生き生きしている子の居場所ができてもいいんじゃないかと、
そんなことを思い、このプロジェクトに期待しているところです。