「○○ラーメンを長ネギ抜きでお願いします。」
「ご注文をくり返します。○○ラーメンの長ネギ抜きですね。」
誰のことかはわかると思いますが、こんなやりとりをよく目にします。
そして、「お待たせしました。○○ラーメンです。」
といわれて出された○○ラーメンに長ネギがふつうに入っていることが
意外に多く驚かされます。
その後、彼がその○○ラーメンから
異常な速さで器用にネギをすべて取り除くことはさておき、
会話では成り立っているのに結局伝わっていない。
しかもお店で働く大人である。
聞いてないんだ。この人。
大人でさえ意外にも多い確率で出会ってしまう、この聞いていない人。
そりゃ、授業聞けない子どももいるわけだ。なんて思ってしまいます。
今年も入試が近づいて、子どもがようやく本気になり、
「そういうことだったの!」といったやりとりが多くありました。
それまでに同じ問題を大げさでなく10回以上していたりします。
決してよいことではありませんが、間に合ったともいえますので、
ポジティブにとらえよかった!間に合った!と思うようにしています。
できない生徒なんていないと思っています。
ただ、本気になる、本気で聞く事が出来なければ、
わかった気がするだけで結局出来るようになっていないんだと思います。
その変化がいつ訪れるのかが大きな差なんだと思います。
お母さんに怒られるのが嫌で勉強を頑張る生徒という場合も、
勉強が出来るようになりたいという本気度とは違うので、
勉強量の割に成績が振るわないことが多いです。
きっかけとして怒られることは悪くないですが、
点数を叱るよりは本気になるような導きの過程で怒って欲しいと思います。
点数が悪くて怒られている生徒は、
過去の例でいえば、伸び悩むケースが多いです。
2月ですので、授業を聞くということの大切さを
改めてすべての学年において訴えていきたいかなと思います。