この時期の勉強のやり方

2月1日の受験本番まで20日を切った。

今までもずっとそうだったのだが、ここからはますます1日も無駄にはできない。

さぁ「何をやるか」「どのくらいやるか」

これは難しい。

今までどんな努力をしてきたか。

何が得意で何が苦手か。

志望校はどこか。

その学校の求めているものは何か。

今日を迎えた状況が人それぞれなので、全員に同じアドバイスはなかなか難しい。

しかし、経験的に正しいと言える共通のアドバイスがある。

それは、「毎日全科目に触れる」ということである。

このことは、子どもたちにはもちろん、

お父さんお母さんにも散々お伝えしてきたのだが、

なぜか残念ながら絶対守るべき助言と思っていただけない。

苦手教科の特訓ばかりに時間を割いたり、

得意教科ばかりに逃げたりする子が必ず出てくる。

言うこと聞いてくれないんだから、結果は責任持てないよ…と思えたら

気持ちも楽なのだろうが、ここまで関わった以上、

失敗するとわかっていることは(お節介かもしれないが)止めたい。

例えば国語の長文読解。

これをやろうとすると、ほぼ間違いなく1時間以上の時間を取られる。

今は時間がいくらあっても足りないと感じる時期なので、

読解は時間効率が悪いように感じて後回しにする人がいる。

もちろん今国語に時間をかけたところで、

ここから読解力が飛躍的に、爆発的に伸びる可能性は低いかもしれない。

だが国語力は、伸びるのには結構な時間がかかるくせに、

落ちるのにはそんなに時間がかからない。

積み重ねてきた力をキープするためにも、読解練習の時間は必要なのである。

算数だって、触れていなければ感覚が鈍る。

計算ミスも増えるし、1ヶ月前に解けた問題が解けなくなることもある。

お願いすることではないのだが、お願いしたいくらいの気持ちで、

どうか毎日全科目に触れて欲しい。