この仕事についているせいか、友人や周囲の人から
「スナフキンも流行語考えたらいいじゃん!」
なんてことを安易に言われる(笑)。
そう、例の林先生の有名なフレーズに対抗してみろよ!ということらしい。
「いやいや、そう簡単にいくものではないし、林先生には到底かなわないよ。」
なんて会話をもう何度したことか。
まぁ林先生に限らず、
「いつか始めようとか、明日から始めようと思ってるうちはダメ。
思い立った時がチャンス。やるべき時は今しかない!」
なんてニュアンスのことを言ったことのある先生は
全国に五万といるだろうが、
流行りのフレーズになりすぎたせいで、逆にこっ恥ずかしくて
同じような話をしづらくなってしまった先生も多いだろう(苦笑)。
「お笑い芸人や有名人が流行らせた言葉を
自分の言葉のように繰り返すのは芸が無い。
むしろそんなことをするのは、その人の中身の無さや
浅薄さを明らかにするだけだろ。」
なんて話を中学の時に友達がしていたから、自分はますます使いづらい(笑)。
とまぁ前置きはこのくらいにして、今日は林先生の言葉から。
先日とあるテレビ番組で、
「がんばった時にご褒美をあげることについてどう思いますか?」
という質問に対して、林先生は
「基本的には良いと思いますよ。
人間関係がしっかりできていればご褒美をあげることは何にも悪くないと思う。
ただ、人間関係がうまくいっていないのを、
お金で解決しようとするのだったら良くないと思う。」
と、こんなニュアンスのことをおっしゃっていた。
この返答は目から鱗というか耳から鱗というか、
脳天を打ちぬかれるほどの衝撃だった。
ご褒美が白か黒かを問われて、ただその返事をしたようでありながら、
逆に相手の親子関係が白か黒かを問い返すような、
捉えようによっては鋭い刃である。
もちろん林先生のその返答に悪意や嫌味などは全く感じられなかった。
質問をされた方の親子関係はもちろん良好であるという前提で
返事をされていたのだと思う。
しかし、ご褒美云々が問題なのではない!とおっしゃっているその言葉には、
先生が問題だと思われているであろう危機意識が表れていたのではないか。
考えさせられる言葉だった。