3年生の授業は、全て終了しました。新4年生の授業は、2月9日(火)からになります。

議論の種(おまけ1)〜萩原光さんのブログより〜

萩原光さん(←レーシングドライバーの方ではない)のブログがとても興味深い。

以下、ところどころ抜粋して紹介したいと思う。

「子どもとは、本来落ち着かないものだ。落ち着いている子どもの方がおかしい」

「子どもの自由な発想や行動を、大人の一方的な考えで管理しようとするのは間違いだ」。

そう思う方もいるだろう。

小学校の教師をしていた頃、私もそのように考えていた。

しかし、最近の子どもの落ち着きのなさは、少し様子が違うのである。

昔の子どもは、何か興味を惹かれる物を見つけ、

それで体が動いてしまう場合が多かった。しかし今の子どもは、

さしたる目的もなく、暇つぶしがてらにフラフラとさまよい出てしまう感じなのだ。

注意すると、いったんは席に着くが、また夢遊病者のように歩きだすことも多い。

無自覚のうちに体が動き出すかような独特の感じに、

現場のベテラン教師たちも戸惑いを隠せない。

こういうタイプの子どもは、一見リラックスしているように思われるが、

実は、体の緊張レベルがとても高いのだ。

絶えず動き回ったり、しゃべり続けたりするのは、

それによって緊張した体の不快感を紛らわせようとしているふしがある。

極端にくすぐったがりな子が多いのも、体が緊張しているからだ。

こういう子どもが、本当のリラックス状態を経験すると、

自然に落ち着きが出てくる。また、妙にくすぐったがることもなくなっていくのだ。

このような子どもは、“自立”を促そうとすると“孤立”に陥り、

“集中力”を鍛えようとすると“過緊張”になってしまう傾向がある。

こんなタイプの子に必要なのは、むしろ“依存”や“弛緩”なのだ。

そこで母親に、こういった心のメカニズムを説明し、

「親に甘える」ことを促すような

カウンセリング的なやりとりを優先させていくことにした。

母親にしっかりと抱きしめてもらい、「嫌なことがあったら、お母さんのところに、

ヤダヤダを言いに来ていいんだよ」と慰めてもらう。

気持ちがすっかり吐き出されると、

子どもはゆったりと母親に抱かれて落ち着くのだ。

このような接し方を続けるうちに、多くの子どもは、

だんだん甘え上手・ダダこね上手になり、無理に気持ちを溜めこまなくなってくる。

 

萩原光さんの話によれば、これらは何も小さな子どもに限った話ではなく、

甘え下手で育った若者にも当てはまるという。

最近の若者は…「自立していない」とか「甘やかされてきた」という声もある一方で

実は逆に、甘えさせてもらえなかったがゆえの行動である場合もあるという。

他にも、

大人は温泉にゆっくり浸かってリラックスするが、

子どもは大声を出したり身体全体を激しく動かしたりして発散した方が、

リラックスできて落ち着きが増す。

とも述べられていた。これは僕が見てきた経験でもそう言える。

落ち着きがない。集中力が無い。突然癇癪を起こす。などなど…。

そういった子どもの特徴は、実は子ども自身の問題ではない。

との考えが書かれたこのブログは、なるほどと唸らせられる。