センター南校は、ようやく開校1周年を迎えたところです。
在籍生徒の大半は、他塾からの転塾組です。
開校が昨年ですので、6年生はもちろん全員が他塾経験者ですが、
5年生や4年生であっても、他塾から訳あって移ってこられた子が多いです。
ちなみに、転塾の理由は様々です。
他塾で伸び悩んだとか、疲弊してしまったという理由ももちろんありますが、
中学受験「も」扱っているという塾から、中学受験「だけ」に特化した塾に!
という理由で移ってこられた方もいらっしゃいますし、
もっと細かく見てもらうために!と、大手から移ってこられた方もいらっしゃいます。
つまり、最初は仕方なく転塾を検討した方もいらっしゃれば、
それまでよりも、攻めの気持ちで転塾先を探した人もいらっしゃるのだろうと思います。
さて、転塾の問い合わせがあったとき、一般的な塾は、
「どんな子でも受け入れます!」という姿勢を見せることが多いと思います。
もちろん、塾によっては入塾テストを課して学力でふるいにかけるかもしれませんが、
一定の基準さえ超えていれば、入塾を断られることはありません。
むしろ、大風呂敷を広げて、明るい未来を想像させてくれると思います。
その点、サーパスは、入塾テストについてはそもそも実施していないので、
学力を理由に入塾をお断りすることはありませんが、しかし、
入り口の段階で風呂敷を広げることもしません。
例えば、「わからないことがあっても前の塾では質問ができなくて・・・」
と、問い合わせ段階でのこういうご相談に対しても、
「サーパスは、何回でも質問していい塾ですが、何でもやってあげる塾では
ありません。わかってなさそうなことについては、もちろん教えますが、
自分でできることさえやらずに、聞けばいいや!と楽を求めた質問には、
もう一度問題読んでおいで!とか、図を書いてみようか!って言いますよ。」
と、サーパスでもできないこと、やらないことについては、
最初からお話ししてしまいます。
こういう場面で「何度でも質問していいですよ!納得するまで教えます!」
って言っておけば、みんな入塾すると思うのですが、そうは言わないんです。
だって、結局は、「自分でやらないとできるようにならない」ですから。
教えた(だけの)ことって、あんまりできるようにならないんです。
だから、サーパスは、「自分でやろうとするようになる」塾なのだと思います。
言葉だけ切り取ったら、塾なのに変ですけどね。
「教わる」のではなくて、「自分でやろうとする」塾なんて。
でも、自分でやってみた結果、答えを間違えても、それは全然問題ない。
やろうとしないことは注意されても、間違えることはいい!
やってみたけどできなかったら質問していい。
でも、やり方を聞きたくなくて、自分でまだやりたいなら、僕らは見守りながら待つ。
怒って無理やりやらせたりしないし、やらないなら・・・と見放したりもしない。
声をかけつつ、ヤル気になるのを待つ。
そうすると、いつしか自分でやろうとするんですよね。