「塾なんてどこも同じでしょ。」
よく聞く話である。
実際は全然違うのに、なんて思っていても、なかなか伝わらないことである。
じゃあいったい何が違うの?と聞かれても、
抽象的なことを並べてしまえば、確かに塾なんてどこも同じに見えてしまう。
「学校なんて偏差値が同じくらいならどこも同じでしょ。」
学校についても同じように思われてしまうのかもしれない。
塾に比べれば、男子校、女子校、共学校、
カトリックやプロテスタント、仏教だってあるし、もちろん無宗教もある。
そういった違いはあれども、学校(教育や学習)の中身の違いは
見抜きにくいものなのかもしれない。
そんなことを思わされたのが、先日サーパスで行っていただいた
自修館中等教育学校の説明会である。
確かに学校が同じに思えるのは、
文部科学省における教育指導要領なるものの存在があるからだろう。
最近では「探求」という教育が推奨されていて、
ここ数年で私学においても「探求」を取り入れた学習カリキュラムが組まれている。
10年前はアクティブラーニング、グループワークなどが積極的に取り入れられていた。
実際、いろいろな学校の説明会に参加された方にとっては、
同じようなことを言っていると感じている部分は少なからずあるのではないかと思う。
もちろん自修館でも同じ様に説明しているはずではあるが、
それ以前のブレない根幹のようなものがある。
そのブレない姿勢が生徒や父兄に安心感を与えているように思える。
「探求」はそもそも自修館が誕生した時から学校が行ってきた教育である。
それにEQ教育というものが変わらずに続けられている教育の柱である。
塾にせよ学校にせよどこも同じなんかではない、と思うのだが、
じゃあ何が違うんだろうと改めて考えてみたが、その違いを一言で表すのであれば、
ホームページにも書かれてある通り、自修館は、
生徒もご両親も、職員も夢中人である。
という言葉の中に凝縮されているように思えた。