居心地

「レベルの高い学校に、ギリギリで入って下の方にいるより、
学校のランクを下げて(余裕を持って)、上の方にいた方がいいのではないか?」
この話についての考察は、過去のブログでも書いているが、
今日は違った角度から書いてみたい。

どんな角度からの話かというと、
『その子がどんなタイプかによる!』
という、元も子もない話なのだが、ズッコケずに最後まで読んでもらいたい。

 

人によって、興味のあるものは違う。得意不得意も違う。
目指しているものも違えば、ヤル気になるタイミングも違う。
そして、例えばカリキュラムテストなら、
テストの範囲も分野も違うし、そのテストの難しさも違う。

なのに、毎回同じように、平均点前後にいる子って不思議じゃない?
予め平均点を知っていたかのように、ちゃんとその平均点前後にいるって、
ある意味、すごくないかい?

もちろん、テストっていうものは、
全員に解けて欲しい問題はこれとこれで…
ここには応用問題を入れて差がつくようにして…
その結果、平均点がこのくらいになるように…
と、こういう風にして作成するから、平均的な力の子が平均点前後の点数になるのは、
当然と言えば当然ではあるんだけれど、だとしてもだよ?

例えば、戦国時代には詳しい!とか、昆虫は好き…とか、
そういうのがあったら、その時だけでも、平均点よりだいぶ上にいったって…
と思うんだけれど、そういう時でもやっぱり平均点!という人は、
もう、母集団の真ん中あたりにいるのが生き様になっている人!
と言ってもいいのではないだろうか。

これは、テストに限らなくて、クラスに関してだって言える。
上位クラスに入れても真ん中。中位クラスに入れても、やっぱり真ん中。
真ん中あたりが居心地がいいのかな?

 

で、話を戻すと、こういうタイプなら、ランクの高い学校にギリギリで入っても、
早いうちに、真ん中あたりのレベルにいくのではないだろうか。
だとすると、どうせ真ん中になるのだから、母集団のレベルが高いところに、
ギリギリでも入っておいた方がいいってことになるのではなかろうか?

同じように、どの集団に入れても、必ず平均以下に落ち着くタイプがいる。
このタイプは、冒頭の話で言えば、ランクを下げた学校に入ったところで、
上位にいつづけようとはしない。やっぱり下に、下にいこうとする。
タイプを変えないと、根本的な解決にはならない。