明後日は2月29日。
普通の月曜日ではありますが、4年に1回しかない特別な日でもあります。
小学生にしてみれば、まだ記憶のある2月29日なんて1、2回でしょうから、
やはり珍しい一日でしょう。
今月の初めには入試がありましたから、6年生には大きな変化があった月です。
だいぶ前の出来事に思えてしまいますが、
まだ1ヶ月経ってないのは何か不思議な気もします。
中学準備講座で見せる顔つきも一週間ごとに緊張感が解けていくのが分かります。
ちょうど1か月前くらいに、受験直前の6年生の1人が突然、
「今度の6年生はいいなぁ。」と言い出しました。
「なんで?」と聞くと、
「だって今度の6年生は2月29日があるから
私たちより1日多く勉強できるんだよ。ずるくない?」とのこと。
ちょっと冷静に「2月が1日多くても次の6年生にはわからないよ。」と答えると、
「でも1日あったらもっと受かるようになれるよ。いいなぁ。」とのこと。
まあ、受験直前の気持ちなのでよくわかる気もしつつ、
今の1分1秒を大切にしていることが少しうれしい気持ちになった瞬間でした。
それぞれの生徒が本気で頑張るラストスパートの数か月は本当に感動的です。
年々体はきつく感じつつも(笑)生徒たちのパワーに支えられて、
ある種の生きがいとなってやっている気がします。
そして、それをともに乗り越えた卒業生たちは毎年、
僕らにとってもかけがえのない宝物になっていきます。
ともに乗り越えたという時間は体験したもの同士でしか語れない
絆に変わる気がします。
それぞれの旅立ちの日も近づき、受験の終わった安堵感とともに、
新しい環境に飛び込む期待感と不安感も混ざるこの時期ではありますが、
自分を見失わないことを強く願っております。
受験が終わって1か月の今はとても大切な時期です。
周りに呑まれることなくやるべきことは見失わないよう頑張ってほしいと思います。
何をやったらいいかわからなくならないよう、
たくさんの課題をだしていることの意味をしっかり理解して、
そして1か月前の自分たちの姿に誇りを持って
残りの小学校生活を充実させてもらえたらと願っております。