人間は80歳になっても、夢を持って生きている限りずっと青春でいられる。
しかし10代や20代の若者でも、夢や希望が持て無ければ、
すでに青春をなくしてしまっていると言える。
そう、下の (ブログの) 詩は言っているのでしょう。
高校生が大学受験をする際に、
「自分のやりたいことが(わから)ない。」
「だからどの大学、どの学部に行っていいかわからない。」なんてことを言い、
大学生が就職活動をする際にもまた、
「自分のやりたいことが(わから)ない。」
「だからどの業種、どの企業に行っていいかわからない。」なんてことを言います。
夢は何もしないで勝手に持てるものではないのに…と思います。
夢を持とうと思って行動したわけではなくても、
本を読んだり人の話を聞いたり、普段やらない何かに積極的に参加したり…
して、きっかけができるものなんじゃないかと思います。
「思い出を作ろう」なんてわざわざ思わなくても、
何か行動を起こせば思い出が残るのと少し似ている気がします。
どのくらい前からなのでしょうか。
多くの中学校がオープンスクールというイベントを始めました。
実際に中学校の授業を体験すれば、
そこでの生活を多少でもイメージできるので、
参加した小学生にはとても貴重な経験になると思います。
もちろんこれは学校側からすれば生徒募集の方法の1つでしょうが、
小学生にとっても有意義なイベントですから、いい試みだと思います。
ちなみに今は、大学でもオープンキャンパスを実施しています。
私立はもちろん、あの東大ですらオープンキャンパスを夏休みに実施しています。
今年もあっという間に定員に達してしまったようで、もう締め切られていますが、
オープンキャンパス以外にもキャンパスツアーというものもあるようです。
説明会や講演会、職業体験、ボランティア活動などなど、
そこに目的や問題意識を持って臨めば、
自分に足りないものや必要なものを見つけられる可能性はあると思います。
もっと言うと、普段の授業でも、
例えば社会の授業で出てきたグラフをただやみくもに暗記するだけでなくて、
なんでここでは数値が大きくなったんだろうと
その理由(背景)に興味を持てば、
そこからもっと深いことを学ぶきっかけが生まれます。
その興味や疑問ををさらに調べたり質問したりしていくうちに、
ひょっとしたら夢のきっかけが生まれることだってあるかもしれません。
夢を待ち望むのではなくて、
次々に何かにチャレンジしていくような、
そんな人であって欲しいと思います。