先月、鉄道好きな卒業生(以下テッちゃん)と、プチ鉄道旅行をしてきました。
なんで旅行をすることになったかの詳しい経緯は忘れてしまいましたが、中間テスト頑張ったら…的な話から始まったのかな?なんて思います。
(違ったかな?(笑))
と言っても、残念ながら僕は旅好きではあってもテツではないので、その道に詳しい友人を誘っていくことにしました。
今回同行してもらう友人は2人。
1人は中高時代の同期で、もう1人は中高の先輩です。
2人とも先生をしています。
今回乗る電車は、「鎌倉あじさい号」という、青梅と鎌倉を結ぶ期間限定の臨時列車です。
この電車は通るルートが普通ではないようで、
(以下知ったかぶりで説明いたします)
普段僕らが乗るような電車が走ることのない武蔵野貨物線を走ります。
この武蔵野貨物線は地下を通る珍しい電車です。
川崎市辺りに市営地下鉄以外の地下鉄が走っているなんて知らなかった!
という僕のような素人には驚きのルートです。
もう少し詳しく知ったかぶりをすると(笑)、青梅を出発し、途中で中央線快速電車の下り線が本来走る線路を逆走して立川へ行きます。立川駅直前で中央線から南武線の線路に進み、次に府中本町駅の先にある武蔵野貨物線へと進み、そして鶴見駅辺りで東海道線に合流。
最後に横須賀線へと移って鎌倉までいく電車です。
何だかレアな感じ、伝わりましたか?(笑)
さらに、今回走る電車は、国鉄色の元特急型車両(183系)です。
昔、あずさとして走っていました。
さてさて、あじさい号に乗り込み、友人2人とテッちゃんは初対面にも関わらず、早速電車の話で盛り上がっています。
スポーツが世界共通なように、鉄道好きには鉄道は同様の力があるようです。
唯一テッちゃんを知っていた僕だけ蚊帳の外です。
8000系がどうした、○○系がなんだという話を一応は聞くのですが、全く頭に入ってきません。
「歴史に興味の無い人が年号を覚えられないのは、こんな感じなんだな…」
とか考えていると、
「コラ!そこ!ボォっとしてる!」とばかりに声をかけられ、
「今の説明ではわからなかったかな?もう一度説明するからちゃんと聞いておくんだよ!」
こんな具合です。
めんどくさいくらい、いい先生です(涙)。
鎌倉あじさい号は全席指定で一応快速とうたっているのですが、全くスピードが出ていません。そのことについて、
「スピード出さなきゃ、この(電車の走行)音が聞こえないじゃないか!」
と不満を言っているので、
静かな方がいいじゃないかと「音って重要?」などと不用意に聞いたら、
同時に「重要だろ!」「重要でしょ!」と責められました。
すみません。重要らしいです(涙)。
なんでも彼らクラスになると、音だけで何の電車が走っているのかわかるそうです。
深夜テレビを見ているかのような感覚です(笑)。
本当に好きで興味があるってことはすごいですね。
テッちゃんも大人2人にひけを取らないレベルでした。
テッちゃんに限らずみんなに共通して、そしてこれは大人だって、
好きなことはおぼえられるけど…ということなんですけど、
でも好きなことならできるってことは、
それをできるだけの力はあるってことなのではないかと思うわけです。
例えば漢字がおぼえられない!って言う人も、
友達の名前ならおぼえられるのだとすれば、
おぼえるために必要な記憶力が乏しいわけではないのだと。
要は、好きになること、興味を持つことが大切で、嫌い!できない!もうできなくていい!と決めつけると、どんどんできない方向、やれない方向に自分から誘導してしまっているのではないかと思うわけです。
「じゃぁスナフキンは今回の旅で、何かしら鉄道の知識を身につけたの?」
「ふふふふふ…今の私は、モハの意味を説明できますよ!(笑)」