昨日、鎌倉女学院の説明会をサーパスで開いていただきました。
サーパスでの説明会は、昨年に続いて2年連続となるのですが、
実は、それより前に説明会を開いていただいたことがありません。
個人塾での説明会をお願いできるようになったのは、
校長先生が代わられてからのことです。
突然ですが、私立の良さは「伝統」や、先輩から後輩に脈々と受け継がれる
「その学校らしさ」にあると(私は)思っていますが、
それはイコール「その伝統を変えてはいけない」ということではないと思います。
むしろ、その学校の大切にしているものを、大切に繋いでいくために、
必要な「変化を厭わない」「面倒臭がらない」ということが重要なのだと思います。
と、そういう観点から見たときに、
入試日程や科目数の変更、特に午後受験への参入は、
その「変化を厭わない」ということの一例のように思えるのです。
「今までやってこなかった」「前例がない」「鎌女っぽくない」と変化を嫌う、
あるいは、そもそもそういった可能性を考えもしないということではなく、
学校が変わろうとしている、そういう雰囲気を感じるようになりました。
今の鎌女の状況は、過渡期と言えばそうなのかもしれません。
志願者の数が学校の人気を表すのだとすれば、今は少し苦しいときかもしれません。
しかし、先生や生徒に、あるいは学校自体に、暗く元気がない印象を受けないのは、
良い方向に自分たちで変えていこう!考えよう!案を出そう!
というポジティブな意志があって、前を向いているからなのではないかと思います。
偏差値だけで学校のことを判断したら、今の鎌女の変化には気づけないと思います。
学校の価値は、そもそも偏差値や人気では測れませんが、
明るく前向きなところに、人は集まってくるものです。
これからに期待をしたくなる学校なのです。