娘の受験でお世話になったサーパスに息子も入塾しました。
文章に苦手意識があり、語彙も少ない幼い男子で、
よく言われる「中学受験に向いている子」という要素を
持ち合わせていない我が子を、入塾させていいものか悩みました。
しかし、私の、サーパスに息子を通わせないと後悔する、
サーパスの先生方と勉強できる環境で成長してもらいたい
という独りよがりな思いから、息子のサーパス生活は始まりました。
最初の頃、先生に笑顔で
「息子くんの受験は大変ですよ」と言われたのをよく覚えています(笑)。
(娘がわりと上手くサーパス生活を過ごしていたこと、
そう上手くはいかないこと、この時はまだまだ認識不足でした(笑) 。)
息子は塾のある生活が始まり、遊びたい、やりたくない気持ちが大きくなると
「受験したいなんて言ってない」「勝手にサーパスに入れられた」
などよく愚痴を言いました。
でも塾に行かないということはなく、迎え時には笑顔でいた息子に、
塾の時間を楽しんでいることは想像できました。
サーパスの授業は、受け身では進まず、
問題に向き合い、分からないものは先生に質問し、
主体的に進める機会が多くあります。
息子は最初の頃、質問をすることができず、分からない問題があると嫌になって、
そこで止まってしまうことが多々ありました。
でも分からなかった問題が解けたり、質問が少しずつできるようになり、
疑問を解決させて進めることができてくると、
自信もつき、問題を解くことが楽しいと言うようにまでなりました。
文章に苦手意識のあった息子ですが、先生方のきめ細やかな指導で
徐々に真剣に向き合うようになり、できるようになりたい、
点数をとりたいと前向きに学習するようにもなりました。
サーパスの先生方は子どものことを本当によく把握されています。
先生方との信頼関係を築くことができ、
息子のなかでサーパスの存在が大きくなっていったことを日々感じました。
「僕たちの学年は先輩たちよりテストの点数がかなり低いんだって」
「合格実績作れるかな・・」など心配をしたり(笑)、
なかなか勉強が点数につながらず、
親としてはもう少し頑張ればあと少し点数もとれるのでは・・・
と歯がゆい思いもしましたが、
息子なりのペースでサーパスで様々なことを学び成長させていただきました。
息子にも目標とする学校ができると、
受験への意識が少しずつ芽生え、机に向かう姿勢にも変化が見られました。
とは言っても理想の受験生像からは遠く、幼さ雑さの目立つ息子でしたが、
先生方から「男の子はそんなものです」という言葉に何度も支えていただき (笑)、
私も息子の成長している部分に目を向けることができたと思います。
過去問演習では、合格点に届かず、何度受けてもなかなか合格点までいかない、
自信をなくし不安が増す状況が続きましたが、
毎回諦めず真面目に過去問に向き合い続けました。
先生方の勉強面だけでなく、精神的な成長も促し課題に向き合い進み続ける指導がなければ、
自信をなくし諦めていたかもしれません。
親として、過去問の合格点もほとんどなく入試本番に挑むことに不安は募るばかりでしたが、
受験直前期の息子のひたむきに勉強に向き合う姿、受験本番まで辿り着いたこと、
それだけでも息子をサーパスに通わせてよかったと心から思いました。
息子の受験は1日2日とたて続けに不合格でした。
息子は自信をなくし、2日目の試験後に寄ったサーパスで泣いたようです。
家族だけでは、あの時あの状況の息子を立ち直らせ
翌日に向かわせることはできなかったでしよう。
サーパスではいつもと変わらず、冷静に先生方が息子を迎えてくださり、
翌日への気持ちの切り替えをしていただきました。
私も先生から
「ここから折り返しです。まだこれからです。男の子の受験はこんな感じですよ」
というようなお言葉をいただき、親のメンタルを支えていただきました。
3日4日と受験は続き、息子はプレッシャーに押しつぶされる状態でしたが、
毎朝変わらず先生方が応援にいてくださり、
(予想してなかった場所にも先生方がいらして驚きました(笑) 。)
普段と変わらない先生方との会話で、息子の表情緊張をほぐしていただきました。
先生方に受験当日までずっと支えていただき、
受験期間、日を追うごとに息子の覚悟と落ち着いた精神状態に、
受験期間も大きな成長を感じました。
この成長だけでも挑戦してよかったと、
どんな結果になっても受け入れ息子を称えようと覚悟できました。
再挑戦した第一志望校からご縁をいただけたことが分かり、
息子に伝えた時の息子の嬉し涙。
幼かった息子が大きなプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、
最後まで諦めず逃げ出さなかった姿に、私も息子から沢山のこと教えてもらいました。
中学受験は小学生の成長過程にあり、成長度合いによって全く異なる受験になることを、
姉弟の受験から痛感いたしました。
サーパスは一人一人を大切にし指導していただける塾です。
成長度合い、タイミングなども考慮した、先生方の卓越した指導力で、
子どもたちの能力を養っていただきました。
また中学受験は親子の受験とも言われますが、
サーパスの存在がなければ親の私が最後まで伴走できなかったであろうと思います。
なかなか伸びない点数、勉強に向かう姿勢等、悩みは尽きませんでしたが、
日々の学習面の相談から受験期の精神的支えまで、ずっと支えていただきました。
やはり、息子のサーパス生活は大変でした(笑)。
でも、サーパスと共に子どもたちの成長を感じられた時間は、
私にとって貴重な幸せなものとなりました。
長い間、大変お世話になりました。
サーパスで過ごした経験は、きっと子どもたちの人生において、
大きな財産になると確信しています。
サーパスの先生方に出会えたことを、親子共々感謝しております。
本当にありがとうございました。