6年生秋。
かねてからチャレンジすることを考えていた学校の学園祭に行ったことをきっかけにして、
本人にとって憧れの学校ができました。
毎日、恋焦がれる様子でパンフレットを眺め、
勉強の合間に学校紹介の動画を何度も繰り返し鑑賞。目がハートマーク。
その様子は、まるで何かに夢中になった「推し活」のよう。
とはいえ、成績からはとても手が届かない憧れの学校であるため、
親としては過度なチャレンジの結果、悲しい顔を見ることがとても恐ろしく、
合格しやすい学校に導くような声掛けも繰り返しました。
それでも本人は、「この中学校以外は行かない。不合格なら小卒(?)でも構わない。」と。
どんなに過去問等の結果が悪くても、全く諦める様子がなく、
覚悟を決めてからは目の色を変えてサーパスの教材や過去問に向き合っていました。
現状の身丈に合うか否かは関係ない。
「まず結果を決めて、足りないだけ努力する」
といった、巷の啓発本で紹介されているような成功を、
サーパスという本人にとって唯一無二の環境で達成できました。
誰から言われるでもなく、大きな目標のために絶え間なく努力し、
その結果として自らの手でつかみ取った合格は、
身近で寄り添った親でも全く予想できませんでした。
この結果はサーパス以外ではあり得ないと家族で話しています。
本人に、サーパスに点数を付けるなら何点?と聞くと、「1億点!」と。
道のりは険しく。
低学年の頃、兄を志望校合格に導いた有名塾に何の疑いもなく入塾したものの、
学習内容は全く身につかず、成績はほぼ最下位。ついには塾に行きたがらなくなる状態に。
耐えかねず、4年生の夏頃に藁をもすがる思いでサーパスの体験授業に参加したところ、
子供らしくガヤガヤしてはいるものの、それまで通塾していた塾とは異なり、
皆が抑圧されることもなく楽しそうな雰囲気の中で活気あふれて学んでいる様子を体験し、
ここであればと迷わず入塾しました。
入塾当初のサーパステスト国語の点数は12点。
サーパステストで平均点を超える科目は少なく、下から数えてすぐの成績がほとんどでした。
それでも本人はサーパスに行きたくないとは1度も言うことなく、
決してサーパスからは逃げませんでした。
いつか本人が本気になることを信じ、見守り続けてくれた先生方のおかげです。
6年生になり、夏頃に初めて受けた憧れ校の過去問は、4科目で90点以上足りず。
親としては諦めさせる理由を探したほどでした。
それでも文化祭を機に本気になってからは、
自発的に算数「日々の演習」を丁寧に解き続けました。
間違えたら何度でも繰り返し解く。それを徹底しただけでもミスがかなり少なくなりました。
無駄がなく洗練されたサーパスの教材を信じ、それを繰り返し解く。
分からなければいつでも生徒からの質問を歓迎してくれる先生に聞く。
こうして本人は愚直にサーパスの教材に何度も向き合いました。
その結果として、苦戦していた算数が飛躍し、
安定して正解に導くスキルを身に着けることが出来ました。
何より本人の口から初めて「算数を解くのが好き」と。
ところが、本気になるのが遅かったこともあり、
6年生12月の模試における憧れ校の判定は合格可能性30%未満。
直前まで残しておいた前年の過去問も20点以上足りない状態で本番を迎えました。
結果としては、サーパスで何度も何度も過去問を繰り返したことに加えて運も味方し、
本番では、何年も受けた過去問の出来を大きく上回る成果を発揮できました。
合格できたのはもちろんですが、
早生まれであることもあり、入塾時からしばらくは精神的に幼かった本人が、
サーパスでの受験勉強を通じて大きく成長できたことが何よりの成果でした。
この合格がゴールではないことは本人もよく自覚しています。
サーパスが入試後に用意してくれた中学準備講座も迷いなく受講し、
入学後これからの毎日を無駄にしないよう努力しようねと本人と話しておりましたが、
実際にとても楽しそうに頑張って通学しています。
最後に、心身ともに充実した状態を保ちつつ、
最大限までに本人を伸ばして入試本番に導いてくれたサーパスに心から感謝いたします。
サーパスを選んで大正解でした。