というわけで、そろそろ本題。
サーパスのブログでは幾度となく書いているが、塾は様々違っている方がいいと思う。
受験の捉え方、勉強に対する考え方も違っていていいと思う。
僕の海外旅行の好みなんかを例に出したから、
サーパスってマニアックなの!?と、不安に思う人もいるかもしれないが、
マニアックではないけれども、全体から見たらマイナーであるのは間違いない。
というのも、大手塾や校舎数の多い中小塾の抱える生徒人数に対して、
サーパスの生徒人数は、間違いなく0.1%にも満たない。
そしてサーパスは、他塾の多くが取る手法を良しとしていない。
例えば、偏差値で進路指導をしないし、宿題を勉強の中心に置いていない。
週1でカリキュラムテストもやらないし、模試も推奨していない。
また、家庭で親が勉強を見る(教える)こともお勧めしない。
これらは、他の塾と性格を異にする。
「大手なら〇〇なのに」と言われたとしても、
大手と同じ方法をとるつもりがないし、違うから良いのだと思っている。
99.9%の塾がやっている方法と違うのだから、
そういう意味では、マニアックと思われるかもしれない。
だが、他塾と違うからといって、トリッキーなことをやらせているわけではない。
むしろ、他塾よりも基本に忠実に、それこそ計算のやり方から指導していき、
(目先の点数や偏差値を追わずに)しっかりとした土台を作っているから、
学力が伸び、志望校に合格できるのである。
「こんなに宿題が少ないのに、どうして合格させられるんですか?」
と、(上の子が大手塾に通って受験をしたご家庭から)聞かれることも少なくないが、
大量の宿題を出されて、しかも、それをやるかやらないかは家庭に丸投げされていて、
それでその量をこなせた子だけが良い学校に受かる、と思われているなら、
我々に言わせれば、それはもう、
大きな塾にとって都合の良い、歪められた情報ばかりを与えられたことで、
逆に視野が狭められてしまったのではないかと思う。
また、高校受験の方がコスパがいいとか、タイパがどうとか、
あるいは、最終学歴こそがどうのこうのとか、
もちろん、そういうことを言う人がいてもいいのだが、
一方で、そういうことに全く振り回されない価値観で生きていったって
自分の人生なんだから、いいじゃない!と思う。
むしろ、目的地がどこだかもよくわからないけれど、
そこに至るまでの道中を楽しめる人生は、それはそれで豊かだと思う。