ホームページにブログを載せると、
「ウチの子のことを言っているのかしら?」
「我が家のこと?っていうか、私のこと言ってる?」
と思われる(言われる)ことがある。
結論から申し上げると、誰か特定の一人を対象にして書いているわけではない。
誰にでも当てはまる(可能性がある)内容を書いているつもりだ。
だが、ということはつまり、(生意気な言い方になってしまうが)
思い当たる節があるのなら、当てはまっているとも言えるのである。
この入試直前期になると、どうしても視野が狭くなりがちだ。
子どもがそうだというよりも、むしろ大人の方がそうなる傾向にある。
ちょっとしたことにナーバスになったりもする。
だが、それは(肯定するわけでもないが)普通のことでもある。
受験生の子を持つ親なら、そうなってしまうものだと思う。
だから、毎年毎年、年末年始にかけてのブログの内容が似るのである。
そして、同業者が書いている記事や、塾ブログ、個人のツイッターなどの内容が
ほとんど同じ内容になるのである。
ある意味、どの塾に通っているどの家庭も、どの層も、そういうものなのだ。
しかし、多くの人、多くの家庭がそうだからこそ、
悪い方向に進まないようにと理性的であることで、
望んだ結果を手にできる可能性が増すということも理解してほしい。
そしてこれは、志望校に合格できるかどうかだけの話ではない。
その先に繋がる話でもある。
たとえ話であるが、その子は入塾前から憧れていた第一志望に、頑張って合格した。
だが、その学校は偏差値という物差し上、トップの学校ではなかった。
だから、入試前に親がかけた言葉は
「この程度の学校は受かって当然。」
「むしろ、そうでなかったら目も当てられない。」
と、こういう言葉だった。
この言葉をかけられて、それでも合格したその子はたくましいと思う。
だが、この言葉は、全てを台無しにする可能性もあった。
そして、その後の中学校生活を楽しめなくさせる可能性もあった。
さらには、今後、その子が偏差値や学校のランクで、
友達を評価し、選択するようになっていたかもしれない。
たとえ話ではあるが、少々ドギツイことを書かせてもらった。
いい状態で試験会場(入試)に向かわせてあげたいと思っている。