文部科学省は昨日24日、国公私立大の個別入試において、
オミクロン株感染者の濃厚接触者は症状の有無にかかわらず
受験を認めないことを決めた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a920d3fe223dc8e7a5cb865b3dfcb314a517d3d4
これは、ひどい。今年の1月のブログでも書いたけれど、
約50万人が受けた共通テストで、感染者が増えたというニュースは出ていない。
このときの成功体験が、何の役にも立っていない。
もちろん、本人に高熱が出ているとか、何らかの症状が出ているなら、
オミクロン株うんぬん関係なく、受験は難しいだろう。
だが、感染しているかどうかでさえなく、
濃厚接触者であるだけで受験できないなんて…
これでは、例えば、医療従事者の子どもや、保健所や市役所にお勤めの方の子ども、
他にも、不特定多数の人と接する機会の多い職業に就かれた方の子どもは、
それだけで受験できない可能性が増すではないか。
ちょっとダルイな、PCR検査を無料でやってくれるらしいぞ!などと
親が軽々しく検査を受けようものなら、一気に濃厚接触者になるかもしれない。
自分の親が陽性になったならまだ諦めもつくかもしれないが、
親の働いている会社の同僚が検査で陽性になり、
(親が)その濃厚接触者扱いになってしまった場合、
その子どもも、当然濃厚接触者に入ってしまうのではなかろうか。
良かれと思って検査を受けたことで、
関係のない周りの人まで巻き込む事態になるかもしれない。
これでは、多少体調が悪くても、PCR検査を受けない方がいい
ということになりはしないか。
受験生の努力の成果を発揮する場を、変な形で奪って欲しくない。