社会の授業をおこなっている教室から
「〇〇戦争は、○○○○年に始まって、そこから8年間続いた…」
と、聞こえてきた。
8年って、生まれたばかりの子が8歳になり、
小学6年生が20歳を迎えようとする年月だ。
その間、戦争さえ無ければ経験できるはずだった多くのことを、
何も経験できないわけだし、もしかしたら、
その8年後を迎えられないことだって、あるかもしれない。
今、日本はコロナ禍で、もう1年半くらい自粛生活を送っている。
いい加減、長いなと思わなくもないけれど、
それでも外に全く出られないということはないし、
我慢しながらではあるけれども、それなりに楽しみながら日常生活を送れている。
戦争とコロナを比べるつもりはない。
ただ、歴史の授業で学ぶ戦争の続いた年数(や死者数)は、
どこか現実感なく、ただの暗記すべきものになってしまいがちだけれど、
この授業が聞こえてきたとき、なぜか急に、
戦争が身近に無い暮らしって、本当に素晴らしいことなんだなぁ
と、しみじみ思った。
来週から夏期講習が始まる。
大事な夏なので、ずっとしみじみしているわけにもいかないが、
好きな仕事を続けていられるのも、自分の夢や目標に向かって勉強できるのも、
普段はあまり意識しないけれど、幸せなことだよねって思う。
だから、「なんでこんなに勉強しなきゃいけないんだ!」ではなくて、
「勉強できるって、キツイこともあるけど幸せだな!」って思えたら…
さすがに、そうは思えないか。