「勉強できるようになりたい!」と、思ったとする。
では、どうやったら、勉強ができるようになるのか。
が、その前に、そう思わない人もいるので、そのことについても触れておく。
そういう人は、好きなことだけやって生きていきたいとか、
できるだけ楽をしてお金を稼ぎたいとか、
冗談ではなく、本気でそう思っていたりする。
そういう子は、中学受験の塾にもいる。そういう子は、塾に入ったとしても、
そもそもできるようになりたいと思っていないので、なかなか伸びない。
しかし、性善説(?)に立つなら、
人間は本来、できるようになりたい!と思う生き物である。
よくいわれる例ではあるが、赤ちゃんの時、ずっと寝たままでいれば、
怪我をするリスクも少ないし、食事も勝手に運ばれてくるのに、
わざわざ、自ら動き出そうとし、立ち上がろうとする。
そして親と同じものを食べようとする。これが人間である。
つまり、勉強できるようになりたいと思わない!楽して生きていきたい!
と考えるようになったのは、成長過程のどこかに原因がある。
勉強なんてつまらないとか、やってもできないから面白くないとか、
そんな風に思ってしまった原因がもしあるのだとしたら、
その、マイナスの感情をどうにかしてあげないといけない。
それをどうにかしつつ、できることが増えてくると、
今の時点で、勉強ができるようになりたいとは思っていない子でさえ、
少しずつ勉強が楽しくなってくる(かもしれない)。
だが、勉強が一朝一夕でできるようになることはない。
だから、勉強ができるようになるのも、勉強を楽しく思えるようになるのも、
口で言うほど簡単なことではない。時間も労力もかかる。
その大変さにくじけたり、イライラしたりすると、
できるようになる前に、努力をやめてしまうことになる。
子どもながらに、色々ともっともらしい理由をつけて、やらなくなる。
できるようになるまでやり続けるのは、とても大変なことなのである。
それでもできるようになりたいなら、最初は、強制と矯正が必要になる。
自分なりの授業の受け方、問題の解き方、復習の仕方でここまできた結果が、
今の学力なのだから、せめて正しいやり方が身に着くまで、
強制されてでも、先生の言う通りにやった方が伸びる。
いつもいつもブログで書いていて、いい加減しつこいが、
「式を書いて」と言われても書かない子や、
「先生が話している時は、こっちを向いて!」と言ってもこっちを向かない子、
そういう子をそのまま放置しておいて、勉強ができるようになるだろうか。
カンニング癖のある子や、授業終了時間が来るのをただ待っているだけの子を
そのままにしていても学力は上がらない。
だから、サーパスは口うるさいし、できるようになるまでしつこい。
しつこすぎて、最初は嫌気がさすかもしれない。
でも、そのしつこさに耐えてでもやり続けるから、できるようになる。
今日で3年生のプレスクールは全て終了したので、
解放感でいっぱいの子もいるかもしれないけれど、
また2月からしつこくしつこくやっていきましょう!