「〇〇は優しいけど、△△は怖い!」
というような言葉を、子どもから聞くことは多い。
今日は、ここで使用されている形容詞!についてのブログである。
「優しい」の対義語は「冷たい」、または「厳しい」であると思う。
しかし子どもは、「優しい」と対比される言葉として「怖い」を使用する。
もちろん、ただ単純に子どもが言葉を知らないだけかもしれないし、
実際、〇〇も怖れるほどに、△△が「怖い」のかもしれないが、
△△は、決して「怖く」しようとしているのではないと思う。
怖がられているのが△△であれ、〇〇であれ、
それはおそらく「厳しさ」なのだと思う。
(ただ怖いだけの暴君もいると思うけれど…。)
しかし、残念ながらそれは「怖さ」としてしか認識されていない、
そういう仮定で話を続けてみる。
とすると、「怖い」の対義語は、「優しい」ですらないかもしれない。
ただただ「厳しくない」だけで、
ひょっとしたら「甘い」や「だらしない」、「けじめがない」
に近いのではないかと、そんなことを思う。
例えば、ご飯を食べ終わった後に「御馳走様でした。」を言わない子がいたとして、
それを注意した人は「怖く」て、何も言わないでニコニコしていた人が「優しい」、
となるのだとすると、それはおかしいと思う。
と、オッサンの小言のようなことを書いてきたが(苦笑)、
「優しい」の対義語が「厳しい」や「冷たい」だとわかる人は、
精神的には、だいぶオトナだと言えるのではないだろうか。
そして、これがわかる人なら、苦言すらもストンと入る可能性が高い。
逆に、そうでない人の場合(これは大人にも当てはまるが)、
苦言はもちろん、アドバイスすら入らない。
まぁ、とはいえ、「厳しく」しているのは『あなたのため』なんて言われたら、
言われた方からすれば、こんな鬱陶しいことはないわけだし、
嫌味の混ざった「厳しさ」は、ただのパワハラ、モラハラになるわけだから、
これらは受け手だけの問題ではない。
2月1日の入試まであと80日。
「怖い」と思われて嫌がられるとしても、
サーパスは「御馳走様」を言わない子には、注意をする方でいたい。
見て見ぬふりをして、放ったらかしにはしない。
もちろん、みんな(子ども)だけのせいにする気は無いけれど、
勉強の仕方や姿勢など、ダメなものはダメだとハッキリ言うよ。
まぁ、言い方には気をつける(つもりだ)けどね!