今日はプレスクール土曜日クラスの日ですが、
生徒の8割近くが、午前中の運動会を終えてから出席してくれました。
いいお天気と、だいぶ暖かな気温だったので、
運動会にはもってこいだったと思いますが、
その後に算数の授業があるのは大変でしたね。
でも、よく頑張りました!
多少の疲れは見えましたが、集中して取り組んでいました!
さて、今日は、数字の感覚をよくするために、
机に向かっている時以外にもやれたらいいなと思うことを書いてみます。
例えば、
2100円で7杯のコーヒーを飲めるとすると、1杯あたりいくらになるか?
という問題に対して、2100÷7という式を書ける子は多いのですが、
(つまり文章自体は読めているので、文章題に弱いわけではない)
この答えが30円になってしまう子が、昔に比べて驚くほど多くなっています。
割り算のやり方をよくわかっていないという理由も考えられますが、
だとしても30円はちょっとおかしくないか?という感覚は、持てて欲しいです。
3年生にはまだ少し難しいのですが、
答えを確かめるために逆算してみるという考え方もありますね。
30円×7は2100円にならないぞ!と、そういう感覚です。
お買い物の方法1つとっても、カード決済やネットスーパーが普及して、
合計金額やお釣りに対する感覚が鈍っているのかもしれませんが、
もし、スーパーにお買い物に行かれるような際は、
1円単位の計算(暗算)はできなくても、大体いくらになるか、
という計算をしながらお買い物をしてみるのも有効だと思います。
今の段階で、正確な暗算力が欲しいわけではありません。
53円のものを4個買ったら、大体200円くらいになるという、
その程度の感覚があれば十分です。
1Lと聞いて、(牛乳パックなどをイメージして)
どのくらいの分量なのか想像できる感覚も、後々役に立つかもしれません。
りんご1個の値段はどのくらいなのか、卵1個でどのくらいの重さなのか、
そういう、日常の生活の中で身に着いていて欲しい数の感覚、
これらがあるのと無いのとで、文章題の出来も変わってきます。
お買い物にまで勉強色を出し過ぎると、さすがに嫌気がさすでしょうから、
楽しみながら、数に触れてくれるとありがたいです。