本日、横浜雙葉中学校の説明会を実施いたしました。
横浜雙葉の説明会は6年ぶりで、校長先生が代わられてからは初となります。
前回の説明会で、(その時の校長先生である)千葉校長先生から、
「横浜雙葉はお嬢様のイメージが強いと言われますが、
そうです。お嬢様の学校です。」というようなお話があったと記憶しています。
こういうと、『お嬢様』という言葉の捉え方によって、
敬遠される方も出てくると思いますが、私の解釈は以下の通りです。
卒業生と偶然、しかも久しぶりに会った時に、
自由な校風が特徴的な某女子校の生徒なら、私を見て、
「ヒョロッ!」とか「ガリガリ!」
と、笑いながら憎まれ口をたたいてくるのに対して、
横浜雙葉の生徒は、
「相変わらず痩せてますね!」とか、「また痩せました?」
と、言います。
内容としては同じことを言っているのですが、表現の仕方が違います。
前者がダメだと言っているわけではありませんよ!(笑)
ただ、こういうところが、横浜雙葉の言わんとする『お嬢様』なのかなと思います。
実際、横浜雙葉では、授業開始ギリギリまで、本当に秒単位でギリギリまで、
中庭でバレーボールに熱中する子がいるように、活発な子やヤンチャな子もいます。
今日の説明会で、生ゴミから土(たい肥)を作る実験のお話がありましたが、
知識として、そういうことができるとは知っていても、
実際にその実験をやるかというと……生ゴミですからね。
漫画やドラマに出てくるお嬢様には、やらせないんじゃないでしょうか。
そういったことも、経験させていくのが横浜雙葉です。
転ばぬ先の杖になりすぎないように、
何事も経験させてみたり、時には失敗もさせてみたり…しながら、
おさえるべきところをおさえ、キチっとすべきところでキチっとできるように
というのが、横浜雙葉の魅力なのだろうと感じています。
また、どうしても偏差値だとか実績だとか、そういうものさしで
学校や人を見てしまうことはあるかもしれませんが、
ひとりひとりがかけがえのない、素晴らしい存在であるという
ともすれば当たり前すぎて見落としてしまうことを
なにより大切にしているということが、この学校の一番の魅力であると思います。
横浜雙葉の先生方、本日は説明会を開いていただき、ありがとうございました。