7期生 Aさん

我が家の二人の子供達の受験生活を終え、今の感想を一言で言うと、、、
「ヘトヘトです(苦笑)。

夫婦揃って中受経験なく、覚悟もなく始めた受験生活は、
やはり、想像以上に厳しい世界でした。
しかし、数々の親子喧嘩も夫婦喧嘩(汗)も乗り越え、
最後まで走り切れた一番の要因は、
子供達の言う「サーパス楽しい」だったと思います。

性別もタイプも違う子供達ですが、共通して言うのは、「塾楽しい」。
一筋縄ではいかない、受験生活の中で、
「もう~、こんな成績なら、塾も受験もやめちゃいなさい!」
「いくら払ってると思ってるの!」等、
あまたの中受親NGワードにもめげず、
繰り出される毒親砲に向かって、子供達が涙目で訴える言葉は、
「塾だけはやめない!」でした。

「楽しい」の元は何でしょうか。
それは、やはり子供達を飽きさせない先生方の話術だと思います。
よく、子供達が「ねえ、〇〇(先生の愛称)が、こんなこと言ってたの、知ってる?」
と無邪気に話していましたが、聞き耳をたてると、
一見鹿馬鹿しい微笑ましいネタなのですが、
これが、年齢があがるにつれ、時事ネタや解法のヒント、暗記法などが
絶妙に織り込まれており、実に玄妙でした。

また、「楽しい」と同様、口を揃えていたのが、「授業がわかりやすい」、です。
得意な科目も興味の対象も異なる二人ですが、
「サーパスの授業だとわかる」と言っていました。
他塾でも教鞭をとられていた、経験豊富な先生方ですので、
その指導力は言わずもがななのでしょう。

それからもう一つ、サーパスで良かった点は、「子供を知っている」です。
まず、三年間見て頂くので、子供一人一人の性格まで把握されていること。
時に、親より鋭い洞察力で、指摘を受け、親心をえぐられます(笑)。
また、もっと広い意味で、小学生の心の機微を知悉されているので、
その年齢毎に、かけて頂く言葉が適格だと思います。

我が家の子供達も、先生方の言葉で、世にいう「やる気スイッチ」を押され、
何度か、妙にアドレナリンを放出した様子で(笑)帰ってきたことがありますが、
きっと押されたスイッチは、
先生方がその子の様子とタイミングを計ってかけた言葉であり、
それは私ができる芸当ではないのだろうな、と思いました。
子供を見て、知っている先生方ならではなのだと思います。

更にもう一つ、「受験を知っている」こと。
中学受験は、長い、長い道のりです。
親としましては、時の経過と勉強量に比例して、
当然成績も上がる、上がってくれなきゃ困る!と切望しているわけですが、
実際はそんな右肩上がりにはいかず、
時に逆走し、後戻りしてるではないか!という恐ろしい事態に陥ります。

しかし、先生方は、そんなことも織り込み済み、
受験までの三年間のタイムスケジュールをきっちり計っていらっしゃるので、
動じず軌道修正をかけてくださいます。
ともすれば数年後の合格より、目先の一点に拘泥しがちな母としましては(汗)、
常に俯瞰して冷静に先を見渡してくださる存在は、大きかったです。

最後に感じた、サーパスの特徴は、先生方の鉄のメンタルです。
受験本番、親がもはやここまで、、と白旗をあげかけた時も、
「まだいくぞ!」と力強く子供の背中を押してくださったことで、
合格を勝ち取ることができ、最後の最後にサーパスの凄みを見た思いでした。

勿論、いいことばかりでなく、むしろ辛くて、苦しかったことの方が多かった日々です。が、今振り返り、やはり中学受験に挑戦し、サーパスにお世話になり、
良かったな、と思います。
「頑張れ!」と祈り、時にはすがる思いで見上げたサーパスの小さな窓明かりが、
どうぞいつまでも、温かく灯り続けて欲しいと願います。
お世話になりました。ありがとうございました。