4月は、新学年になって、クラス替えがあったり先生が替わったりして、
期待と不安が入り混じる時期です。
中学に入学する子たちは、もっとそうかもしれません。
そして、ようやく少し慣れたと思ったらゴールデンウィークに入るので、
生活のリズムを作るのも、なかなか難しいと思います。
ところで、いい先生、いい友達と巡り合って欲しいと思うのと同時に、
「今度のクラスは外れだ」
なんてことを言うようにはなって欲しくないと思います。
これは僕の実体験ですが、クラス替えがあったその日に
「このクラス、マジつまんねぇ!最悪!」
と、みんなに聞こえるように独り言を言っている人がいました。
誰も何も口にはしなかったものの、嫌な気分になっていたと思います。
「そんな大きな声でみんなに聞こえるように言わなくても…」
「仲のいい友達同士で愚痴っていればよかったのに…」
と思った人がいたとしたら、それも本当はやめた方がいいと思います。
陰で人の悪口を言う人は、
自分のいないところでは自分の悪口も言っているかもしれない。
そう思われるものです。
「悪口を言うことでストレスを発散させてる。」
「愚痴れる相手がいるのはいいこと。」
愚痴っている方はそうであったとしても、聞かされている方にとっては…。
付き合い上、話を合わせて愚痴を言いあったとしても、スッキリするどころか、
愚痴を言っている自分に対して、イヤな気持ちになるかもしれません。
やがて、何も考えず何も感じず愚痴を口にできるようになったりしたら、
それこそヤバい状況です。
話が大きく飛びますが、
将来、自分のやりたい仕事に就けるとは限りません。
志望した大学・学部に入れなかった。就職活動がうまくいかなかった。
志望した会社には入れたものの、希望の職種に就けなかった。
希望した職種に就いてみたものの、想像していたものと違った。
上司・先輩が厳しすぎた…などなど。
うまくいかないときに、面白くない理由を挙げればキリがないものです。
じゃぁ逆に面白い仕事ってあるんでしょうか。
幸せなことに、僕は楽しんで仕事をしています。人生楽しんでます(笑)。
でも、僕が今やっている仕事を、誰もが楽しいと思うかはわかりません。
今現在、先生という仕事に就いている人だったとしても、
その仕事を楽しいと思っているかはわかりません。
初めから(誰にとっても)楽しい仕事があるのではなくて、
それぞれの仕事の中に、楽しみをそれぞれが見つけ出すのだと思います。
自分にとっての楽しみを見つけ出すことができれば、
その仕事はきっと楽しいですし、
楽しみを見つけ出そうともせずに、文句ばかり言っていたら、
どんどんと楽しくなくなるものだと、僕は思います。
楽しくなくてもやる。楽しいか楽しくないかなど関係ない。それが仕事だ。
という考え方もありますが、どうせやるなら楽しくやれた方がいいと思います。
我慢してやるという発想よりも、
楽しんでやれるようにしてみることがいいように思います。
勉強っていうと、我慢だとか忍耐だとか、そういうイメージで捉える人がいますが、
成績優秀な人ほど、勉強を勉強と思わずできるって言いますね。
それってやっぱり、楽しんでやれているからだと思います。