憧れ

昨日、何の気なしにつけたテレビで「アナザースカイ」という番組をやっていた。

今まで見たことのない番組だったのだが、この回にはとても感動してしまった。

僕はそういう偶然の出会いに縁を感じてしまう。

僕は、街を歩いていて偶然見つけた洋服や本だったりを、

この道を歩かなければ出会わなかったんだ!と思うタイプである。

(衝動買いのこじつけと思われても仕方ないが(笑))

それは、例えば何か考え事をしていて、でもその答えが出ないでモヤモヤしている時に

偶然その答えに近づくような文章やテレビ番組と出会ったり、

あるいは喫茶店でコーヒーを飲んでいて、

たまたま隣で会話していた人の言葉にハッと気づかされたり…

という経験が案外多く、たまたまではないんじゃないか、

という気が経験的にしてきたからである。

さて、話を元に戻すと、

昨日の「アナザースカイ」は、メンタリストのDaiGoさんがイギリスに行く話だった。

番組の中でDaiGoさんはオクスフォード大学を訪れ、

講義まで受けながらオクスフォードの空気を十分に満喫されていた。

大学の先生とお話しされている場面では、

先生の一言一言に、あるいは表情に、僕は魅了された。

もっと言うと、キャンパスや図書館の雰囲気がすでに魅力的だった。

DaiGoさんは先生から「いつでも大学に来なさい。歓迎するよ。」と、

大学への入学(?)を勧められていたが、それを僕は羨望の眼差しで見ていた。

オクスフォードに入れるほどの力は僕にはなかったけれど、

あそこで学んでみたかったな。あの空気を吸ってみたかったな。

先生方の話を直に聞いてみたいな。自分の話を聞いてもらいたいな。

そんな気持ちになった。

オクスフォードに何があるかなんて、通ったことのない僕にはわからない。

学生の頃にオクスフォードに入れるくらいに勉強しようと思えたかといったら

そんな意欲はなかったかもしれない(苦笑)。

だけど、今になって憧れる。

あの空気を吸ってみたかった…と。