4年生の秋以降、算数の授業では「入試問題演習」というプリントを取り入れている。
実際に中学入試で出題された「入試問題」ではあるが、
4年生には4年生の範囲で解けるものだけを選んでいるので、
5、6年生にならないと習わないような特別な知識や公式を知らなくても
解けるように作ってある。
しかしそうは言っても入試問題だから、やはり簡単ではない。
そういうわけで全員必修のプリントにはしていない。
必修にはしていないが、上位校を狙う子には特に、
少しでもチャレンジして欲しいと思う。
今年算数オリンピックで全国5位になった2人も、
この入試問題をサーパス開校以来、解き続けてきた。
麻布や栄光、聖光、女子校で言えばフェリスといった学校に合格するには、
こういった一筋縄ではいかない問題を前にして、
ワクワクするくらいであって欲しいと思う。
実際、これを解いていくことで、上記のような学校の合格が見えてくる。
続けることに意味があると思う。かと言っていやいや続けてもあまり意味がない。
だからお母さんに「やって来なさい!」と怒られたからやるのではなく、
1問でもいいから解いてみよう!と自分から思えるようであって欲しい。
入試問題演習を解きながら「イヤだなぁ、難しそうだなぁ。」と言った子に、
「難しいからいいんだよ!」と返した子がいた。(しかも4年生!)
こうなってくれたら、もう勝ったようなもの。
5年、6年と問題は少しずつ難しくなっていくけれど、
それをすんなり解けなくても、楽しんでやっていることで力が着くから。
みんなに期待しているよ!