貪欲に知識を吸収する。
貪欲に点をねらう。
どちらも、受験を目指すものであれば、必要な要素である。
ただ、サーパスは点数主義といった塾では無い。
もちろん、点数をとらなくていいという意味合いではなく、点数を最初から目的にはしていないということだ。
点数よりも「普段の授業をきちんと聞けるか?」という、成績表には表れない要素を最大限に見ている塾である。
それは、4年生や、5年生のうちから点数を目標にしてしまうと、知識よりもテクニックばかりが身につき、本物の入試、あるいはその先の人生に対応できないという考えがあるためだ。
なんだかんだ、6月も下旬。
僕達スタッフが6年生にかける言葉も、
より具体的に、現実的なものになってきている。
6年生は、単元ごとに行うサーパステストももう終了間近。
サーパステストでは、授業で身につけたものを、しっかり表現することが求められてきた。
それが、これからは試験範囲が決まっていない過去問を中心とした勉強にシフトしていく。
これが何を意味するのか。それは自立のときが近いということだ。
どんなに内容の良いサッカーをしても、勝てなければ意味が無いという言葉は、スポーツニュースでもよく耳にするフレーズの1つだ。
これからは、まさにそういった厳しい戦いの日々が始まる。
もちろん、人により自立できる時期の前後はあるが、遅かれ早かれ、迫られる変化であることは間違いない。
満を持して、点数というものを意識した勉強が始まる。
どれだけ「自分」に必要なものを吸収し、表現できるか。
そのためにも、まずはその「自分」を知ってもらいたい。
このようなブログを書くのは、少し時期尚早かとも思ったが、「自分」と向き合う時間も考えると、決して早すぎることは無いと思う。
今まで、どんな勉強をしてきたのか。
苦手としているところはどこか。
いつも、どんなミスをしてしまうのか。
こういったことを自分1人で考えることも、もちろん大事。
ただ、塾にはみんなの力になりたい「味方」がいることを忘れないでほしい。
貪欲と闇雲はまるで違う。
自分を知らずに、あれこれと手を伸ばしていては、多くの無駄が生まれる。
貪欲に知識を吸収する。
貪欲に点をねらう。
今までとは違う、みんなの姿勢を感じる瞬間。
この瞬間こそまさに、中学受験講師という仕事の醍醐味の1つなのかもしれない。