サーパスに入ってすぐの本棚に並んでいる本の種類を知っていますか?
大半の本が、お迎えに来られたお母様方のために準備した本なのですが、
今日はそこに置いてある1冊の本を紹介します。
池上彰さんが著した『小学生から「新聞」を読む子は大きく伸びる!』という本です。
ここ数年、新聞を取っていないという家庭が増えているそうです。
インターネットの普及により、別に新聞がなくてもテレビとネットで事足りる!
ということなのでしょう。
実際インターネットは本当に便利です。
携帯をパパッと操作すれば、初めて来た土地でも
おいしいご飯が食べられるお店をあっという間に見つけられます。
「イチロー」で検索すれば、イチローのことがたくさんわかります。
生きていく上では十分ですね。
ただ、インターネットで見る情報は、基本的に自分の興味のある情報ばかりです。
何かを検索して調べる時には絶対に、
これから何について調べたいかのキーワードが必要となります。
となると、今の自分が興味を持っていない知識や考え方、感覚を
身につけられる面は少なくなりますね。
新聞は下手したら全く興味のないことの羅列(られつ)かもしれません。
でも、だからこそ新しい発見があったり新しい学習があったりするのです。
興味、関心の幅を子供のうちにどれだけ広げられるかが
大切だと思っています。
音楽や図工といった芸術の授業が嫌いな子っています。
でもじゃぁそんな授業はやらなくていい!って考えるのは間違いでしょう?
興味がないことはいらないという考え方・生き方は、
随分短絡的で味気ないと思います。
自分の知らない世界があるから楽しい!もっともっと知りたい!
そんな意欲を持って欲しいと思います。
最後に、本の中で、面白いなと思う部分の目次(抜粋)です。
成績上位の子は、日常的に新聞を読んでいる!?
学力の基本中の基本「読解力」が鍛えられる
読書だけでは育たない、「説明文」を理解する力
圧倒的な「語彙力」が自然と身につく
文脈から語意を「推測」する力も育つ
ネット時代の今こそ、アナログの新聞に価値がある
見る情報を選べないのがいい。
小学生のうちに「考える力」を養うことが急務
「週刊こどもニュースで出会った「自分の考え」がない子どもたち
毎日の新聞で蓄積される知識量は膨大
小学生からの習慣で開いた差は簡単に埋まらない
「新聞がいつでもそばにある」環境を作ろう
身の回りに何があるかで、学びの量と質が決まる
一面コラムを使って「書く力」もアップ
音読や書き写しで文章のリズムを身体で覚える
「投稿コーナー」に意見を送ってみよう
他の人の考えを読んで「自分ならどうする?」を問う訓練に
「気になる記事」のスクラップに挑戦
感受性の豊かな時期に「想像力」を育む大切さ
人の痛みや苦しみにどれだけ思いをはせられるか
世の中が見えている子は、目標も見つけやすい
最初から新聞の全てのページを読むことは難しくても、
読めるところが少しずつ増えていくと、
自分でもきづかないうちに力がつきますよ!