中学受験の勉強は人生の財産になります
「中学受験させたい!」という気持ちが親御さんの方に無い場合、中学受験関連で、なんとなく聞こえてくるネガティブな話や、大変そうなイメージをもって、(一応検討したのに)二の足を踏むことはあるように思います。また、中学から私立に行かなきゃいけないわけではないし、地元の公立中学も荒れてなさそうだから、高校受験でもいいか!本人も、勉強をヤル気になっているわけではないし!ということで、「まだ早いかな」と、様子見をする気持ちもよくわかります。
しかし、サーパスは、「中学受験のための勉強自体が、人生の財産になる」と本気で思っています。
これは、私立の中高なら高度な授業を受けられるとか、中高一貫校ではカリキュラムの前倒しのおかげで、高校3年生時に実践演習に入れる(初めて教わることがない)とか、総じて大学受験に有利だとか、そういった入学後のことを指しているのではなくて、小学生時点で勉強していること、それ自体に大きな価値があるということです。
例えば、中学受験を終えた人や、今まさに塾通いをしている人であれば、我が子の国語力に驚いたことのある方は多いのではないでしょうか。あまりに酷い国語力ということで『酷語』なる造語も出回るくらいです。
では、塾に通っていなかったら、(学校に通っているだけで)その状況に気付くことはできたでしょうか?そして、その子のその国語力は一体どうなっていたのでしょう?きっと、現状に気づかぬまま、中学生になっていたのではないでしょうか。そう考えると、国語の勉強をしたこと自体に大きな価値があったと思えませんか?
今の時代は、間違いなく情報の溢れた時代です。国語力がなければ、その情報を正しく受け取ることができません。一方で、その情報の中には、正しい情報だけではなくて、ウソの情報や、悪意によって人を陥れようとする情報もあります。テレビや新聞の情報でさえ、正しい情報とは限らない現在、その中から正しい情報を見分ける力が必要です。他人の意見を鵜呑みにせず、かといって、人の話を全く聞かないわけでもなく、複数の視点に立って考え、判断する力を養わないといけません。
もちろん、そういった力を中学生になってから身に着けるのでは遅い!などということではありません。いつ学んでもいいのです。ただ、そうは言っても、年齢を重ねていくにつれ、良きにつけ悪しきにつけ、自分の型のようなもの、思い込みや偏見もできあがってしまうように思います。
頭も心も柔軟な小学生のうちに、客観性、論理性、思考するための基礎となる知識、そういったものを学びながら、結果の保証されていないものに挑戦する。当然、我慢や自制も必要でしょう。また、不安やストレスを抱えることもあるでしょう。しかし、それさえも必要なこと、良いことだと思うのです。ときには他人を頼って、それを乗り越え、それとの付き合い方を学んだとしたら、これも大きな成長だと思います。
とはいえ、主役は小学生です。一方的な押し付けや「~べき」論で机に向かえるわけではありません。純粋で繊細な小学生相手に、大人の論理を当てはめても、そんなものは勉強する動機にはならないのです。小学生にとっては、楽しいことが第一です。ですから、遊び感覚で学べるようになったとき、初めて勉強を楽しく思えるかもしれません。勉強に自ら向かえるようになって、同時に、支えてくれた人への感謝の気持ちが湧くようになったときには、きっと成長した姿、凛々しい表情を見せることでしょう。試験会場に一人で入っていくときの後ろ姿は、涙無しでは見送れません。この光景を皆さんにも届けたい!中学受験の勉強は、やり方やらせ方次第で良いものにできるのです。
授業スタイル(算数を例に)
サーパスでは、算数の授業中に先生が解き方を説明している時間は、かなり短いと思います。
もちろん、サーパスだって、教えないわけではありません。ただ、先生の解き方をずっと見ている(聞いている)だけで、できるようになるかというと…そんなことはないわけです。
たとえていうなら、プロ野球選手のバットの振り方を見ているだけで、あるいは打ち方の指導を聞いているだけでヒットやホームランを打てるようになるかというと、そんなことはありえなくて、どれもこれも、自分で何度もやってみて、少しずつできるようになってくるはずです。
多くの塾では、『解き方を塾で教えて、問題練習は自宅で』というスタイルです。
先ほど述べましたように、できるようになるには、自分で『実践する』ことが必要ですが、その、伸びるのに最も必要な『実践練習』を本人任せ、家庭任せにするよりは、その『実践している』ところこそ、塾で我々が見ていた方が伸びると思いませんか?
サーパスの算数では、塾で『問題を解く』ことを大切にしています。もう少し詳しく言うと、どのように解いたか、どのくらいの時間をかけて解いたかを我々が見て把握しているということが重要だと考えています。
ですから、サーパスの究極の理想は、『算数の勉強を塾で完結する』スタイルです。
算数が好きで得意な子なら、家庭でも算数に取り組んでくれていいですが、算数に対して少しでも苦手意識のある子が、初見の問題や、難しい問題に家庭で取り組むから、そしてそのフォローを親御さんが請け負うから、家庭内に不協和音が流れるのではないかと思います。
ここについては、すでに塾通いしている子の方が慣れるのに時間がかかるかもしれません。授業でわからなかったことを、家に持ち帰る癖がついてしまっているからです。教わったことの復習はしてほしいです。復習なら、ある程度、自分でもできるはずです。でも、復習したときに、(授業で)わかったつもりになっていたけれど、よくわかっていなかったことを発見するかもしれません。
そのときは、遠慮なく質問してください。
授業を一生懸命聞いて、その場で実践しようとしてみる。自宅で復習をして、わからなかったところがあれば質問する。
この繰り返しで算数の力は確実についていきます。
Q & A
子どもの勉強を、親はどの程度見る必要がありますか?
お父さんやお母さんに、子どもの勉強を見てほしいと思っていない塾です。(むしろ、教えないでほしいとも思っております。)
お父さん先生、お母さん先生が家で教えてくれる状態ですと、授業がわからなくても「家で聞けばいいや!」となりがちです。
わからないことを家庭に持ちかえるのではなく、塾で解決できるように、「先生に聞いておいで!」と促してほしい塾です。
先生に何回でも質問できるから、家庭教師や個別の併用を考えなくて済みます。また、質問することで、6年生後期になってから、志望校の入試問題対策が取りやすくなります。(ここが合格率に関わってきます。)
ご協力いただきたいのは、音読を聞いていただくことと、宿題の丸付けくらいです。(もっと関わりたい方は個別にご相談ください。)
個人塾では、情報量が不安なのですが?
毎年、サーパス主催の学校説明会を実施しております。
各学校の先生を塾にお招きして説明会をしていただくこともあれば、各学校にお邪魔して、そこで説明会をしていただくこともあります。
いずれにしても、学校が主催している公式の説明会よりも、参加人数がグンと少ない分、いつもは聞けないようなお話を聞くことができます。日常の小話を聞けたり、学校の先生方の素に近い部分を感じ取ることができたりして、学校のことを、よく知ることのできる機会になると思います。
以下の過去ブログも参考にしてください。
この秋には、「神奈川大学附属中学校」と「浅野学園・サレジオ学院」の説明会を開催しました!
料金はどのようになっていますか?
面談時にお渡しする「料金表」(※1)は、テキスト代(※2)以外の経費を含んだ総額表示となっております。
ざっくりの目安としましては、大手塾で有料のオプション講座を1つも取らないときの金額と同じくらいか、やや安いくらいです。
6年生になって、オプションを付けたり個別を併用したりすると、途中で降りられない課金争いのようになるわけですが、サーパスでは、6年生の後期に志望校別の対策で料金が別途かかることもありませんし、何度質問をしても、それが授業時間外であっても、追加(個別指導)料金が発生することはありません。
※1 下部「サーパスのことをもう少し詳しく」ページ内にも料金表を載せております。
※2 半期に1度(年2回)、テキスト代が2~3万円程度かかります。
入塾テストはありますか?
『入塾テスト』は実施しておりません。
3、4年生のうちは、学力を理由に入塾をお断りすることもございません。
※5年生以降、初めて塾通いを始める方には、体験授業に参加された際、授業についてこられそうかどうかをお伝えいたします。
※教室のキャパシティー上、定員に達してしまった場合には募集を打ち切ります。
なお、授業態度や、連絡の無い欠席や遅刻などを理由に入塾をお断りすることはあります。
また、同じ理由で体験授業への参加を途中でお断りすることもございます。ご了承ください。
※「もう少し詳しく」ページには、実際にあった受験の裏話も載せております。
そのため、閲覧にはパスをかけさせていただいております。
パスは、お問い合わせいただいた方にのみ
ご案内をしております。ご了承ください。
☆ブログをお読みいただくだけでも、サーパスの考え方や大切にしていることが伝わるのではないかと思います。