しかし、受験に絶対はない。
どんな学力の子でも、過去問で何回合格点を上回っていようとも、
不合格になってしまうことはある。
だからこそ、家庭として親として、最善の準備をしておきたい!
そのためには、根拠となるデータが揃っていないと準備(対策)できない。
長年の勘を信じて任せて、それで合格していればいいけれど、
もしものときには、親が後悔しそう!と思う気持ちもわかる。
だから、この話はやっぱり行き詰まるのである。
だが、あくまでも拙い経験上、主観の話であるが、
親主導、親の管理の元で、中学受験を成功させられた例は、
残念ながらほとんど目にしたことがない。
ここでいう成功とは、結果もそうだが、それだけのことではない。
受験前時点で親子の仲が険悪になるとか、中学入学後にまでしこりを残すとか。
そういうのも含めた上での話である。
実際、中学受験経験のある親御さんから、「中学受験の記憶には、
陽の部分(頑張ってよかった)と陰の部分(怒られながら勉強した)があって、
あれを我が子に強いなければいけないと思うと躊躇ってしまう。」
というようなことを聞かされることも少なくない。
だが、そう言っていた親御さんからも、サーパスで中学受験を終えた際には、
「こんなに穏やかな受験があるとは思わなかった。」
「本人の頑張りを信じてやらせてよかった。」
「親は見守っているだけでよかった。」
と言っていただけることは多い。
もっと正直に話すと、
「ラスト1ヶ月くらいは確かに頑張っていたけれど・・・」
「最後まで、これで受験生?と思わなくもなかった。」
「なんであれで受かるのか、親がわからない」
と言われることも少なくない。
塾に任せた方がいいか、親が諸々把握しておいた方がいいか。
どっちが成功に辿り着きやすい(と思う)か、どちらが後悔しないか。
この判断というか、何を大事にするかの価値観は、人によるとしか言えない。
だから、色んな塾があった方がいいと思う。
最後に、個人的な考えとしては、
親以外の人を頼る経験、親以外の人を信じてみるという経験、
もしそれができるなら、子どものうちにしておいて損はないと思う。
同時に、例えば塾は、卒業したら二度と立ち寄らなくても生きていけるが、
家や家族は、その先もずっと共にある。
だとすれば、結果を追い求めるあまりに、
家族の仲が険悪になるのはやめておいた方がいいと思う。
